サイバーエージェント・藤田晋が本を書くキッカケになった“つぶやき”とは?

ビジネス

公開日:2011/9/5

 幻冬舎社長・見城徹さんと、サイバーエージェント社長・藤田晋さんの共著『憂鬱でなければ、仕事じゃない』が話題となっている。 執筆のきっかけを藤田さんはこう語る。  
  
「“憂鬱でなければ、仕事じゃない”見城社長のこの言葉をツイッターに書き込むと、大きな反響がありました。僕のツイッターのフォロワーは20~30代の方が大半ですが、多くのビジネスマンがこの言葉に勇気づけられたのでしょう。ツイッターのつぶやきがきっかけとなりこの本が生まれましたが、僕自身本をつくる過程で多くの学びがありました」   
  
 本書の中にはタイトルにもなっている「憂鬱でなければ、仕事じゃない」を含めて35本、見城氏の刺激的な言葉が6章に分けられて並ぶ。それらに関する解説を見城氏が書き、さらに藤田晋氏が感想を付け加えるという構成だ。  
  
「見城社長の言葉はどれも本質的で、とてもストレートです。この本に並ぶ35の言葉は“「極端」こそわが命”の言葉の通り、極端すぎると感じる方もいるかもしれません。しかし、これらの言葉についてビジネスマンとして大先輩である見城社長と、若い世代である僕がそれぞれ解釈を書くことで、様々な世代や背景を持った人がいるビジネス社会で普遍的なものは何か、まとめることができたのではと思います。どの言葉が一番共感できるか、それは人それぞれだと思います」  
  
 「この本が、仕事の面白さを再認識し、憂鬱から希望を見出すきっかけになればと思います」と語る藤田さん。悩めるビジネスマン必読の一冊と言えそうだ。  
  
(ダ・ヴィンチ8月号 今月のBOOK MARK EXより)