糖尿病はこころの問題を解消すれば改善できる!? 従来とはまったく異なる治療法

健康

公開日:2016/7/8

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 ある日突然「糖尿病」と診断されたら? カロリー制限や運動療法を強いられる患者の「こころ」にアプローチして治療する方法を紹介した、『糖尿病はこころでよくなる』が2016年7月8日(金)に発売される。

 同書では、これまで10万人以上の患者を診てきた著者が、“糖尿病”と診断された患者の糖尿病治療へのストレスや不安、負担を軽くするメソッドを紹介。糖尿病と診断されたときに、病気とどう向き合うか、医者とのコミュニケーションのとり方、家族との関係、これからの人生の楽しみ方について、患者とのやりとりを紹介しながら、それぞれの章で取り上げている。

<内容紹介>
・どこも悪くないのに、いきなり「糖尿病」と言われても…
・元の生活には戻れないのに、治療の意味はあるの?
・医者とコミュニケーションをとれる気がしない
・糖尿病になって、自分以上に母親が落ち込んでいます
・「糖尿病」をもって人生を楽しむためにはどうすればいいのか?

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 特に痛いところもないのに“糖尿病”と突然診断されても、実感がわかない人も多いはず。そんな状態で「あれ食べて、これはダメ。あれして、これはダメ」と細かく指導されても、患者の「こころの準備」が整わないと実行してもらえない、と著者は述べている。患者自身や家族に「こころの準備」をしてもらうことで、少しずつ糖尿病への理解ができ、治療を前向きに続けることができるそうだ。

 同書には、糖尿病のメカニズム、カロリー計算、飲み薬や注射薬の使い方など、いわゆる「お勉強」は出てこない。患者が感じるとまどいや不安を解消し、糖尿病を改善する方法を紹介しているので、糖尿病と幸せに生きるメソッドを知りたい人はぜひ読んでみよう。

■『糖尿病はこころでよくなる
著:石井均
定価:1,300円(+税)
発売日:2016年7月8日(金)
出版社:主婦の友社

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石井均
京都大学医学部卒業。京都大学医学部大学院医学研究科博士課程修了。天理よろづ相談所病院内分泌内科に入局、以後40年あまり糖尿病専門医として働く。アメリカのジョスリン糖尿病センターメンタルヘルスユニットに留学し、帰国後、天理よろづ相談所病院に復職。「患者さん自身が糖尿病をコントロールする」という、従来の治療とは違うメンタル面へのアプローチで実績を残す。現在、奈良県立医科大学糖尿病学講座教授として、後進の育成にあたっている。

※掲載内容は変更になる場合があります。