現役漫画家が語った、「打ち切り」と「継続」になる漫画の基準に大反響!

マンガ

更新日:2016/10/24

 ある現役漫画家が、「打ち切り」か「継続」になる漫画の基準をTwitterで語り大反響となっている。「これはファンの信仰心が試されるな」「なるほどそんなカラクリが」「雑誌によって色々違うんやね」と、とても興味深い内容だそうだ。

 その漫画家とは、月刊青年漫画雑誌『コミックハイ!』で、2014年から15年にかけて『盤上の詰みと罰』を連載して、現在は漫画雑誌『月刊コミックフラッパー』で『将棋めし』を連載している松本渚だ。

 松本は自身のTwitterで「作品は単行本発売後一週間の売り上げで打ち切りか継続が大体決まるのよね。本屋さんも人気作や大御所作家作品しか置かなくなってきているし新人には厳しい状況なのよね。応援したい作品や新人作家さんがいたら是非一週間以内に買って読んであげてね」とツイートし、連載漫画の内情を明かした。

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 このツイートは瞬く間に拡散されさまざまな意見が噴出。「読者アンケートの結果ではないんですか?」と、松本にリプライが飛んでくると、松本は「週刊誌ならアンケート結果は重要になりますが、月刊誌はそもそも雑誌が売れないので単行本に力を入れるところが多いみたいです。でも発行部数や話題性の参考にはなっているので、よければアンケートも出してあげてくださいね」と返信し、週刊誌と月刊誌の違いまで教えてくれた。

 さらに「ラノベとかもそうなのですか?」とリプライが飛ぶと「ラノベ業界については全く存じ上げませんが、どの業界でも初動(発売一週間)の動きはとても重要な指針になります」と回答。

 『週刊少年ジャンプ』の内情をリアルに描いた大ヒット漫画『バクマン。』では、アンケートの票数によって「打ち切り」と「継続」が決まるような場面も描かれていたため、アンケートが絶対だと思っていた漫画ファンは多いようす。月刊誌という違いはあるとはいえ、今回の発言はかなり驚きがあったようだ。

 ちなみに松本の『将棋めし』は、まだ単行本1巻が発売されていないので、『将棋めし』を応援したい人は発売されたら一週間以内に購入しよう!