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サラリーマンのままで副業1000万円!? マジメ系クズが実践した消耗しないで稼ぐ極意

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    『サラリーマンのままで副業1000万円 マジメ系クズでもできる消耗しないで稼ぐ極意』(栗林篤/WAVE出版)

「満員電車に揺られて通勤」「上司(同僚)に振り回される」「断り切れない飲み会」などなど、会社に勤めていると様々なストレスを感じてしまうもの。とはいえ、仕事に行かず、自分のやりたいことに時間を割き、悠々自適な生活をすることは難しい。生きていくためには生活費を稼がなければならず、働くことは必要不可欠だ。だから夢のような“リタイヤ生活”を満喫できるのは、大企業の役員や外資系企業の社長といったエリートのみ。我々のような庶民には雲を掴むような話だ。

 しかし!完璧な“リタイヤ生活”といかないまでも、会社に縛られず、自分の趣味の時間が確保でき、贅沢をしなければ十分に生きていくことができる“ミニマムリタイヤ”という生き方が可能だとしたら、ちょっと気にはならないだろうか。しかも、その方法を実践しているという著者は、外資系エリートサラリーマンや医者・弁護士など高給が得られる職業に従事しているわけではない。かつて35歳で年収は300万円以下、加えて職場内では落ちこぼれというスペックの持ち主なのだ。そんなコネ・能力・資金がない状況から「年商1000万」を達成した著者がどんな手段で、どのようなマインドでそこまでたどり着いたのかを記したのが『サラリーマンのままで副業1000万円 マジメ系クズでもできる消耗しないで稼ぐ極意』(栗林篤/WAVE出版)だ。

 著者が実践している方法は大まかに以下の3点。

(1)節約生活で現金支出を抑える。
(2)株主優待が出る銘柄をコツコツ買い集める。
(3)空き家を買って賃貸物件として再生させる。

 これらのメソッドは、これまで株や不動産投資と接したことがない私などは「なるほど!」と感じたが、ある程度知識がある人にとっては「そんなことは知っている」と思うようなことかもしれない。だからこそ、著者が行った株や不動産投資の具体的なメソッドについては本書をご確認いただき、今回は、著者のマインドや戦略の組み立て方の一部をお伝えしたい。

●己を知り、正しく自分の目標を設定する

「心穏やかにぐーたらライフを送る」というのが、著者が掲げる目標。「大金持ちになりたい」「一攫千金を狙う」などの目標を立てないのは著者が身の程をわきまえているからだ。“ハイスペックなエリート”と比べると著者は低スペックであることを知り、それを認めている。だからこそ、彼らと戦って勝つことを考えるのではなく、自分の居場所を手に入れることを最優先に考えて行動に移すことができる。このマインドが大切なのではないかと感じた。

●プロ級のいない世界で勝負する

 正しい目標を設定したら行動に移す。そこで、著者は強者が選ばない道をあえて選んでいるという。強者がたくさんいる世界に新規参入するということは、ライオンの檻にウサギを一匹放つようなもの。あっという間にやられてしまう。弱者は弱者らしく、強者がいない世界で戦うというのが著者の戦略だ。実際に、著者は株式市場では「株主優待銘柄」、不動産投資では「築古の狭小戸建て」とライバルの少ない分野で利益を上げている。

●一点集中よりも分散させてリスクを下げる

 一点集中の投資は大勝ちするリターンがある一方、大負けするリスクもある。その点、投資を分散させれば大勝ちはなくなるかもしれないが、大負けすることはなくなる。著者は大きなリスクを背負うことは、その分大きなストレスを抱えることになると述べている。あくまで、自分が欲しいのは“心穏やか”な生活。当初の目標を見失うことなく、一歩を歩む著者らしい戦略ではないだろうか。

 正直、私の中での株や不動産投資のイメージは悪かった。バブル崩壊後、「お父さんが株に手を出したから多額の借金を背負った」なるフレーズをテレビドラマやバラエティなどでよく耳にして育ったからだ。今回、本書を読み「株や不動産投資にこんな側面があったんだ」と新鮮な発見があったのが何よりもうれしかった。そして、まずは節約して、魅力的な株主優待がある銘柄でも買ってみようかと、ネット検索を始めている自分に驚きもしている今日この頃である。

文=冴島友貴



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