スマホにレシピ本、持ってますか？　栗原はるみのレシピ本が初電子化！

料理家の栗原はるみ。料理本の赤川次郎的な存在です。本当に多くのレシピ本を出版していて、スペインの書店のグルメ本棚でも見かけたことがありますが、彼女独特の飾り気の少ない、素朴かつスタイリッシュな料理の数々はまさに気軽で日々の食卓のアイディアに最適です。

電子書籍になると、さらにお気軽感が増加。携帯の中でパッと覗けるレシピというのは、やはり便利ですねぇ。そしてすっきりしているレイアウトも◎。料理上級者には少々物足りないかもしれないのは否めませんが、料理がおっくう、台所に入りたくないというような人にも、少ない字数とシンプルきわまりない手順、適切な写真カットでこれなら「あ、今日はこれにしよう」というやる気が出るというもの。

彼女のレシピ本には常々「日常」「家族」という強いメッセージが見て取れますが、この1冊も栗原家の生活感がいっぱい。その中でも器選びや、素材の組み合わせ方に親近感が持てます。季節感を大事にした料理の数々、冷蔵庫の中にありそうな素材でチャッと作れてしまうような簡単さがあるかと思えば、スコーンやエスニックなどちょっと目先を変えられるようなレシピもあり、読み物としても飽きさせません。

家事をするときも携帯をポケットに入れている方、多いのではないでしょうか。電子書籍のレシピ本というのはほかのどのジャンルより実用性が高いという意味でも、おすすめです。