幸せになれるかどうかはあなた次第! ベストセラーが教えてくれる人生の指針
公開日:2013/5/17
「すべてが順風満帆な人生なんて、あるわけがない」、「現状に完全に満足できるはずはない」、そう分かってはいても、ついつい、不満を述べたくなってしまうもの。「こんなはずじゃなかった」、「もっと活躍できる場があるはず」と思ったことがない人はいないのではないでしょうか?
そんな悩めるすべての人にお勧めなのが、この1冊『置かれた場所で咲きなさい』です。著者の渡辺和子さんは、30歳間際に修道会に入り、なんと36歳でノートルダム清心女子大学の学長になった人物です。若くして、慣れない土地で大任を任された著者は思いつめ、修道院を出ようとまで思ったそう。そんな折、ひとりの宣教師が渡してくれた短い英語の詩の冒頭の一行、それが、「置かれたところで咲きなさい」という言葉だったそうです。
本書では、自らがこの宣教師の言葉に救われ、「生まれ変わった」著者が、心穏やかに、自分らしい豊かな人生を歩んでいく術を伝授します。目次を見てみると、「一生懸命はよいことだが、休息も必要」、「つらい日々も、笑える日につながっている」と、悩んでいる人には、それだけでも救いになるようなタイトルが並びます。
「境遇を選ぶことはできないが、生き方を選ぶことはできる」と語る著者。「不平をいう前に自分から動く」、「ほほえみを絶やさないために」等、1回限りの人生をよりよきものにするための生き方、心の持ちようが伝授されます。
「時間の使い方は、そのまま、いのちの使い方なのですよ」という著者の言葉を聞くと、「不平不満なんて言ってられない」という気にもなってきて、元気が沸いてきます。
いかに不遇の時期を過ごすかも、幸せな人生を生きるコツであるようです。「最近何をやってもうまくいかなくて」なんていう方には特におすすめです。
第3章は「老い」について。悩める若者だけでなく、あらゆる年代の方におすすめです
アドバイスは、それぞれのお話の後に簡潔にまとめられています
キリスト教の教えも随所に登場します
(C)渡辺和子/幻冬舎