狙った男は逃がさない♪ 可愛いだけじゃない最強ぶりっ子の生態!

公開日:2013/10/22

種まきガールズコレクション

ハード : iPhone/iPad/Android 発売元 : ゴマブックス株式会社
ジャンル:小説・エッセイ 購入元:Kindleストア
著者名:小野ほりでい 価格:※ストアでご確認ください

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ぶりっ子がモテるのは、なぜ?
それはセルフプロデュースの究極形だから。自分の武器を理解し、それを最大限に活かしているのだから、狙った男のハートを掴むなんてそんなに難しいことじゃないのだ。それに、ぶりっ子だとわかってても好きっていう男性も珍しくない。女の子なら、誰だって多少のぶりっ子の経験はあるんじゃないかしら?

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でも、今回紹介するのは、ただの可愛い子ぶりっ子ではありません。巧みな言動で、男性に「こいつ俺に気があるのかな?」と勘違いをさせるだけに留まらず、「こいつなら俺でも落とせそうだな」と思わせてあげる隙の作り方まで極めた、とことん思わせぶりな「最強のぶりっ子」だ。

「なんか気になる女の子」として、あらゆる男性の意識の中へ好意という名の種を植え付ける。こんな女たちのことを総称して「種まきガール」と呼ぶらしいのだ。本書では「何かとゲイの友達を自慢してくるガール」や「聞かれてもいないのに“かわいい女の子が好き”と言い出すガール」など想像の斜め上をいく13のタイプの種まきガールの生態を紹介。兼ねてからプライベートにおいて「自称最強のぶりっ子」を熱演してきた私としては、通じるところが多すぎて、読んでいて「あるある!」と思わず膝を打つ手が止まらない。

例えば、本書で取り上げられている「モテない自慢ガール」は、モテないということを卑屈に演じながら、「貞操観念」「純粋さ」「ロマンティックさ」「処女性」そういったものを重視するタイプの人間を誘う正統派種まきガールだ。私もこの類の発言は良く使うのだが、男をとっかえひっかえしている女より、彼氏いない歴1年以上の女の方が印象がいいのは間違いなく、また、付き合って1ヶ月で別かれたようなエピソードなんかは口が裂けても言わないのがルールのような気がする。普通っぽさ、一般的な価値観の所持を見せることは、「あなたの前だけの特別なぶりっ子」であることをカモフラージュさせ、相手の警戒心を解く最大の武器になるからだ。

反対に、「病的に下ネタばかり言うガール」のように、人とは違う存在をアピールするタイプの種まきガールもいて、相手に印象を残すなら断然こっちだ。しかし、人とは違うというアピールのために急に下ネタを言うなんてできない! そんな人向けに、勝手に種まきガール入門編を考えてみた。

さて、問題! 次のうちモテる女はどっち?
①かっこいい人に素直に「かっこいいね!」と言える女。
②面白くない人に「面白いね!」と言える女。

正解は②。褒める時は、相手が褒められたことがなさそうな部分を褒めてあげられるのがモテる女。褒めるポイントがズレていたとしても、褒められて嫌な気持ちになる人はいない。つまり、ノーリスクなテクニック。「なんだこいつ?」と思われてもいい。むしろ大歓迎したい。「前例のない女」になれれば、気になる存在に一気に格上げ! 名付けて「“今までにいなかったタイプだ”と言わせたいガール」! あなたはもれなく種まきガールの仲間入り。

ところで、ぶりっ子をする側からすると気がかりなのは、「同性から反感を買うのではないか」ということ。思わぬところで足を引っ張られたらたまったもんじゃないから、しっかりと味方につけておく必要がある。思いっきりぶりっ子をしても女の子からの反感を買わない方法、それは、事前に「私ぶりっ子全開で頑張るから、いつもとのギャップを楽しんで!」とぶっちゃけておくこと。自己申告。また、誰と連絡を取っていて、誰と次会う約束があって、などをこそこそせずに事前・事後報告! この手の内明かす潔さ、憎めないでしょう?

愛は盲目、あばたもえくぼ、惚れた弱み、エトセトラ。要するに、惚れさせたもん勝ち! だから、ぶりっ子はやめられない。ちょっぴり空回りでほんのりイタイ、でもなんだかんだでモテちゃう新種ぶりっ子の生態、覗いてみませんか?


つまり、種まきガールとは

興味ない人にも好きな人と同じ接し方をして勘違いをさせる

男性の存在を遠まわしに否定する常套句

自分の戦略に自分自身が振り回されることにだけはならないように!