おせちもいいけど…カレー大好き人気漫画家が選ぶ最強のカレーはこれだ！

お正月、おせちもお餅も食べ飽きた！ もっとこってりしてて味が濃い、それでいてスパイシーなのが食べたい～…ってなるとやっぱりカレーしかないですよね？「おせちもいいけどカレーもね！」という某食品会社のコピーもありますし。

という事でそんなカレー難民なあなたに『カラスヤサトシの日本びっくりカレー』（カラスヤサトシ/新書館）を紹介したいと思います。

カラスヤさんと言えば、普通の人とはひと味もふた味も違う自身にまつわるエピソードを4コマに落とし込んだ『カラスヤサトシ』（カラスヤサトシ/講談社）が有名な人気マンガ家さん。他にも様々なレポ漫画、エッセイ漫画を書いていまして、本書では自称カレー愛好家のカラスヤさんがカレーを食べにいったり、カレーをテーマに担当者や専門家と語り合ったりしています。

もちろんカラスヤ節全開のテーマトーク回も良いのですが、それ以上にカレー屋のレポート回が面白く、興味と食欲をそそられます。死ぬほどに辛いカレーを出すお店、祐天寺の「カーナ・ピーナ」、1年以上継ぎ足し続けたルーのカレー出すお店、神楽坂の「2丁目食堂トレド」など、単純に美味いだけで選んでないのも現場に行きたい気持ちにさせてくれます。

そして様々なカレーを堪能し、すっかりカレーマスターとなったカラスヤ氏が本著の中で大絶賛したお店が、押上の住宅街にひょっこりあるという「スパイスカフェ」。使用しているスパイスは味はもちろんのこと、その新鮮さにまで徹底してこだわっているそうです。さらにカレーはどれもうまみが濃厚、ルーだけでどの味のカレーかが分かるほど！ 本書ではカラスヤ氏も皿をなめる程にその味にのめり込んでいました…い、行ってみたい！ 食べてみたい！！！

「正月でカレー屋がやってない！」「寒いから遠出したくない！」という人はレトルトカレーなんていかがでしょう。本書では全国のレトルトカレー食べ比べも行っています。「梅カレー」や「西洋なしカレー」など、気になってしょうがないご当地カレーの評価も詳細に語られています。

ちなみに1位に輝いたのは静岡代表「こんにゃくカレー」。「肉的なものは一切はいってなくて、こんにゃく、干し椎茸、トマト、おろし生姜、かつお節でこんなスパイシーで超うまいカレーでできるとはビックリ！」だそうです…気になる！

日本の国民食といっても過言ではないカレー。本書でその奥深い世界に浸り、カレーを食べに行きましょう！