あなたはどう生きたい? 女の生き様が問われる迫真のドキュメンタリー!
更新日:2012/4/3
やっちまったよ一戸建て!! (2)
ハード : PC/iPhone/iPad/WindowsPhone/Android | 発売元 : 双葉社 |
ジャンル:コミック | 購入元:eBookJapan |
著者名:伊藤理佐 | 価格:500円 |
※最新の価格はストアでご確認ください。 |
『おるちゅばんエビちゅ』で財をなした当時29歳の伊藤理佐先生が、めでたく一軒家を建てるまでのエッセイ作品…などと生易しいものではありません。本書は都会に生きる現代女性の、迫真のドキュメンタリー作品(ただし爆笑必至)でもあるのです。
受験や就職、結婚などと同様に、「家を建てる」なんてことは人生においてそう何度も経験できるものではありません。土地の選定から設計士さんとの打ち合わせ、銀行とのやりとり、ショールーム巡り…そうした一連のステップを通じて見えてくるのは、ほかならぬ自分自身の生き様でありました。
どんな場所に、どんな家に、どう暮らすのか? 己を見つめ直し、悩み抜いた伊藤先生が辿り着いた答えが「一人用一軒家」であり、そして「ふきぬけトイレ」であったのです。その葛藤たるや、まさに女の人生の総決算!
そうしてできあがった家の現物は、ぜひ本書にてご確認くださいませ。その後伊藤先生は吉田戦車先生とご結婚なさって、「一人用一軒家」であるこの家は売りに出されました。
余談ですが実は私、当時人づてに「この家を買わないか」というお話をいただいておりまして、かなり本気で悩んだのものですが、ボケボケしている間に立ち消えになってしまいました。マンガ好きとして悔やんでも悔やみきれない失策であります…。
設計士の松本センセイに「伊藤さんはこれからもずっとおひとりですか?」と尋ねられてギョッとする伊藤先生。そこまで考えねばならぬとは!
そうして考えられたコンセプト(?)が「一人用一軒家」。妙に字面が良いです
かの「トゥナイト2」も取材に来たという「ふきぬけトイレ」。ちなみにこれとは別に1階には普通のトイレがあるそうです
打ち合わせに打ち合わせを重ねた結果、結局は当初の案に。「一戸建てブルー」というお話のひとコマです
押し入れの棚板のベニヤがイヤだという希望を伝える伊藤先生。家の細かい部分にまで密に打ち合わせするのです
もともと住んでいたマンションを売却する契約の際のひとコマ。いつか役に立つ? 豆知識
というわけでできあがった間取りがこちら。本書の扉には一部カラー写真もあります
「ここが最後の家の気がしない」という伊藤先生。その予言は的中し、今や夫・吉田戦車先生とお子さんとで、別のおうちに三人暮らしであります (C)伊藤理佐/双葉社