「男の子を伸ばす母親は、ここが違う!」に続く第2弾。女の子を持つ母親向け指南書

公開日:2011/12/26

女の子を伸ばす母親は、ここが違う!

ハード : PC/iPhone/Android 発売元 : 扶桑社
ジャンル: 購入元:BookLive!
著者名:松永暢史 価格:648円

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最初の項目から真面目に読み進めるうち、著者がどんな方なのか気になり始めました。巻末を確認すると、著者は1957年生まれの男性で、受験のプロとして様々な学習メソッドを開発され、子どもの教育について多数の著書がある方です。つまり、本書で一貫して書かれている目指すべき「女の子」の定義は、教育のプロである現在54歳の男性の視点です。

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たくさんの項目がある中で、それが顕著に現れるのが「女の子でもっとも大切なのは“感受性”である」の項目。女の子が生まれたとき、多くの親は「明るくやさしい子になってほしい」「誰からも愛される子になってほしい」などの“かわいらしさ”を願うそうです。そしてその“かわいらしさ”こそ女の子の特性・魅力を言い表すものであると説きます。その“かわいらしさ”の源が“感受性”なのだそうです。

実際に女児を育てた経験がある普通の母親が同じタイトルで本を書いた場合、どのような内容になる興味があるところです。もう少し、同性としての確執や葛藤、その克服方法を深堀りできるかもしれませんね。

本書には、女の子だけでなく、男の子の子育てにも共通して適用できそうな項目も多数あります。子どもを一人の人間として認め愛する。詰め込み・暗記の学習方法を押し付けるのではなく、自分で物事を考え自分の意見を持つ子にする。意外とちゃっかりとした要領の良さを身につけさせる。ところが、女の子と男の子の子育ての違いは、そこへ導くためのアプローチにあるようです。そういう意味で、本書は女の子の特性をよく言い当てています。

本書のタイトルからは、女の子を伸ばす母親向けに書かれているように思えますが、母親に限らず、父親にも是非読んでいただきたいですね。特に「女なんてよくわからない」と思っているお父さん、女を理解するヒントをつかめるかもしれませんよ。

目次。全部で40項目あります

大切に育てられた女子は、ちょっと話すだけで、すぐにわかりますよね

女の子のかわいらしさの源は、“感受性”だそうです

私はAUのアンドロイドで、BookLive!のアプリを使って電子書籍を読んでいます。マーカー機能を探しましたが…見つけられませんでした…