青は難く春は易し

26歳で社会人歴8年、地方在住・実家暮らしのきりこは、突然職を失い、「自分探し」という名の4年間のモラトリアム目当てで東京で大学生になった。現役生たちと距離を感じている中で出会ったのは、東京生まれ東京育ち、ラブホテルでバイトする年下男子・深。別の大学から転学してきたというハタチで1年生の彼は飄々とした性格で、大学に馴染めなかったきりこをリードしてくれる。一見、若くてモテオーラがあってすべてを持っているように見える深だったが、きりこにも踏み込ませない影があるようで――。第1巻が5月21日発売！『青は難く春は易し』は「ずるずる大人になった」すべての人へ贈る、恋と青春をやり直す物語です。