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池井戸潤

池井戸潤 写真:小嶋淑子
職業・肩書き
作家
ふりがな
いけいど・じゅん

プロフィール

最終更新 : 2018-06-08

1963年岐阜県生まれ。98年、『果つる底なき』で江戸川乱歩賞を受賞しデビュー。『鉄の骨』で吉川英治文学新人賞、『下町ロケット』で直木賞をそれぞれ受賞。作品の映像化も数多く、著作の『陸王』はTBS系列でドラマ化。

受賞歴

最終更新 : 2018-06-08

1998年
『果つる底なき』第44回江戸川乱歩賞
2010年
『鉄の骨』第31回吉川英治文学新人賞
2011年
『下町ロケット』第145回直木賞

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撮影/大槻志穂

 この地区には、自分の知らない何かが埋まっている――。  都会を離れ、亡き父の残した家のある山間の静かな町・八百万町のハヤブサ地区に移住したミステリ作家。誘われるがまま地元の消防団に入団し、穏やかな日々を送るはずが、突如発生した連続放火に端を発する一大事件の謎を追うことに。謎が謎を呼ぶ中で、小さな集落が抱える因縁や人々の数奇な運命が浮かび上がる〝田園〟推理群像劇『ハヤブサ消防団』は、昨年9月の刊行以来、多くの読者の驚きと感動を誘っている。  そしてこの夏、早くも連続ドラマ化が決定! 7月13日からの放送を前に、あらためて本作で目指したこと、映像で見る『ハヤブサ消防団』への期待を、原作者・池井戸潤さんに尋ねた。

取材・文=大谷道子

田舎の風景、人々の息遣いを生のまま伝えたかった

――池井戸作品初の〝田園ミステリ〟と銘打たれた『ハヤブサ消防団』。主人公がミステリ作家であり、ご自身の出身地をモデルにしたこの作品の刊行時には「書きたい小説であると同時に、書いておかなければならない小説でもありました」とお話しになっていたのが印象的でした。 池井…

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「本当の犯人は、最後までわかりませんでした」編集者も予想外の結末に! 池井戸潤、待望の最新ミステリ『ハヤブサ消防団』《インタビュー》

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撮影/大槻志保

《この土地こそが、いまのオレが必要としている場所だ。立ち返るべき原点なのだ》。都会暮らしに見切りをつけた作家・三馬太郎が辿り着いたのは、亡き父が晩年を過ごした山間の町。穏やかな田舎暮らしを始めるはずが、なぜか消防団の一員に? そして、一見静かな山里は、分け入れば分け入るほど謎と因縁が深まり……。池井戸潤さん待望の新刊『ハヤブサ消防団』(集英社)は、会社も組織も出世争いも登場しない“田園小説”にして久々のミステリ。新機軸となる異色の作品世界が生まれた理由を尋ねた。

(取材・文=大谷道子)

作家という観察者から田舎暮らしを見つめてみれば

――池井戸作品としては地方の町という異色の舞台で展開する新作。その誕生の経緯を教えてください。

『ハヤブサ消防団』(集英社)

池井戸潤さん(以下、池井戸) 以前から田舎を舞台にした小説を書こうと思っていました。ひとくちに田舎といっても、土地によっていろいろ違いはあるのですが、とりあえず自分が知っている身近な田舎を……と考え、僕の実家がある、標高500メートルくらいの山の中の小さな町を舞台に。地形や土地の雰囲気…

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池井戸潤最新作!『民王 シベリアの陰謀』の舞台は、パラレルワールドの日本? ウイルス禍と陰謀論の正体を見つめて《インタビュー》

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事実は小説より奇なり―そんなことわざが現実になった感のある現在。2020年春先からの新型コロナウイルス感染症拡大により、私たちの日常は大きく揺さぶられ続けている。

(取材・文=大谷道子 撮影=小嶋淑子)

 ときには現実の出来事が虚構を凌駕するような日々を送る中、小説家はどうやってフィクションを書き続けるのだろう? 代表作の「半沢直樹」シリーズ、「下町ロケット」シリーズをはじめ、現実社会に根ざした作品を数多く世に送り出してきた作家・池井戸潤さんにそうたずねると、「本当にね」と苦笑いが返ってきた。 「毎日、新聞を読んだりテレビを見たりしていると、『これはなぜだろう』と疑問に感じることは多々ある。そういうところから小説のテーマを発見したりするんですが、何でもかんでも小説になるわけではありません。僕の場合はまず、そのテーマが新しいかどうか、僕が書く意味、つまりはオリジナリティがあるかどうか、そして豊かな物語になりうるテーマかどうか。この3つの条件が揃えば、挑戦してみようかという気持ちになります。でも最近は、新聞を読んでもテレビを見ても、頭にくるニュースばか…

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ヒットメーカー・池井戸潤が描く爽快青春小説『アキラとあきら』が新装版文庫に! 半沢直樹との共通点は?

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本日発売の「文庫本」の内容をいち早く紹介! サイズが小さいので移動などの持ち運びにも便利で、値段も手ごろに入手できるのが文庫本の魅力。読み逃していた“人気作品”を楽しむことができる、貴重なチャンスをお見逃しなく。 《以下のレビューは2017年11月時点の内容紹介です》

『アキラとあきら』(池井戸潤/集英社)

〈幼いころの君は、どんな音を聴いていた?/幼いころの君は、どんな匂いを嗅いでいた?〉

 印象的な問いかけから始まる物語に、読者はきっと、自身の少年、少女時代を重ねるだろう。ヒューマンな社会派ドラマを次々と世に問うヒットメーカー・池井戸潤氏の新作『アキラとあきら』(徳間文庫)は、著者初の〝青春小説〟の趣が濃厚な作品である。

 江戸川乱歩賞を受賞したデビュー作『果つる底なき』(講談社文庫)に始まり、〝倍返し〟の決め台詞で大ヒットした「半沢直樹シリーズ」(既刊4冊、文春文庫ほか)、同じくドラマ化で人気を博した「花咲舞シリーズ」(『不祥事』講談社文庫・実業之日本社文庫)など、池井戸氏の原点ともいえるのが〝銀行もの〟。本作『アキラとあきら』も、その系統に連なる…

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「半沢直樹」と東野圭吾の大ヒット小説が謎解きに! 体験型イベント「銀座ミステリー~2つの謎の交差点~」開催

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 累計発行部数1,200万部を超える東野圭吾の「加賀恭一郎」シリーズと、テレビドラマが爆発的なヒットを記録した池井戸潤の「半沢直樹」シリーズが謎解きイベントに! 銀座の街を歩きながら推理する体験型イベント「銀座ミステリー~2つの謎の交差点~」が、2020年3月20日(金)~22日(日)にかけて開催される。

 同イベントはオリジナルスマホアプリを使用しながら松屋銀座や銀座三越、和光・東急プラザ・GINZA SIX・銀座 伊東屋など、いくつもの有名店舗に点在する事件の手がかりを集めていくという内容。ゴールで判定される「探偵レベル」が「最優秀探偵」になると、東野圭吾や池井戸潤の希少なサイン本や豪華賞品が当たる抽選にチャレンジできる。蔦屋書店やカフェを利用すれば、事件解決の手がかりとなるスペシャルヒントも入手可能だ。

 謎解きは「加賀恭一郎編」と「半沢直樹編」の豪華2本立てとなっており、両方の事件に挑むのもどちらか一方の事件にだけ挑戦するのも参加者の自由。ただし両方の事件を解明すると、スペシャルエンディングとして銀座の街で同時に起こった2つの事件をつなぐ真…

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「パワハラ演技が凄すぎ…」 映画「七つの会議」予告映像に大反響

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 2019年2月1日(金)から公開される映画「七つの会議」の追加キャストが判明。予告映像も解禁され、「怒号とパワハラのオンパレードでめっちゃ見たくなった!」「出演陣が豪華すぎる…」と大反響が巻き起こった。

 同作は池井戸潤が描いた同名小説が原作。営業一課のぐうたら係長・八角民夫は、トップセールスマンである課長・坂戸宣彦からパワハラを受けていた。坂戸はパワハラを訴えられ、委員会から異動処分を下されてしまう。すると平凡を絵に描いたような男・原島万二が新課長に就任。しかしなかなか成績を上げられず、悶々とした日々を送ることに。一見どこにでもある会社の風景だが、想像を絶する“闇”が隠されていた。パワハラを受けた八角は復讐とばかりに会社の裏側を暴いていくが、社会全体を揺るがす事件にまで発展していき―。

 主人公の八角を野村萬斎が務め、坂戸には片岡愛之助を抜擢。さらに香川照之、及川光博などの出演陣が脇を固めており、公開前から話題となっていた。また、朝倉あき、岡田浩暉、土屋太鳳、溝端淳平、小泉孝太郎、勝村政信などの精鋭13名が追加キャストとして出演することが明らかに…

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「野村萬斎がサラリーマンを演じるとは!」 演技派集結で池井戸小説『七つの会議』映画化にファン大興奮

「野村萬斎がサラリーマンを演じるとは!」 演技派集結で池井戸小説『七つの会議』映画化にファン大興奮

『七つの会議』(池井戸潤/集英社)

 池井戸潤の長編小説『七つの会議』が野村萬斎主演で映画化され、2019年に全国公開されることが分かった。この発表にファンからは、「キャスト陣からして期待大」「野村萬斎がサラリーマンを演じるとは!」と大反響が巻き起こっている。

 原作小説は2012年に発表され、翌年にはNHK土曜ドラマとして実写化もされた人気作品。中堅メーカーを舞台に繰り広げられる衝撃のクライム・ノベルで、決して明るみには出せない暗部を浮かび上がらせ、「日本の今・企業の正体」をあぶり出す様子が迫真の筆致で展開された。

 今回の映画化で、エリート課長を社内委員会に訴える「居眠り八角」こと八角民夫役を演じるのは野村萬斎。野村にとって“サラリーマン”役を務めるのは初めてのことで、「八角は一癖も二癖もある決して平凡ではない役どころなので、演技すること自体が新たな挑戦だなと思います」とコメントしている。

 共演には香川照之・及川光博・片岡愛之助・音尾琢真・立川談春・北大路欣也と、演技力に定評のある実力派が集結。監督は「半沢直樹」「下町ロケット」「陸王」など池井戸…

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映画「空飛ぶタイヤ」の主題歌をサザンが担当! 「ますます楽しみになってきた!」と期待の声

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 2018年6月15日(金)に公開予定の映画「空飛ぶタイヤ」の主題歌を、今年デビュー40周年を迎えるサザンオールスターズが担当することが明らかになった。ファンの間では「池井戸作品とサザンの組み合わせが実現するとは」と話題になっている。

 同映画は、運送会社の社長・赤松徳郎(長瀬智也)が主人公。トレーラー脱輪事故により整備不良を疑われてしまう赤松だが、車両の欠陥を発見し製造元であるホープ自動車に再調査を要求することに。ちょうど同じ頃にはホープ銀行の本店営業本部・井崎一亮(高橋一生)が、グループ会社であるホープ自動車の経営計画に疑いの目を向け始めていた。すると、企業の“リコール隠し”が明らかになり―。

(C)2018「空飛ぶタイヤ」製作委員会

 原作は、累計170万部の大ベストセラーを記録した池井戸潤の同名小説。池井戸の作品は『下町ロケット』や『半沢直樹』シリーズなどがドラマ化されているが、映画化は今回が初めて。原作の読者からは「小説すごい感動したし映画絶対見に行く!」「出演者も豪華だね」「池井戸作品が劇場で観れる!」と期待の声が上がった。

 配給を担当…

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