猫5匹と暮らしたら、毎日がカオスに!? ユルくて楽しい多頭飼い生活が覗ける猫マンガ『うちの猫がまた変なことしてる。』【書評】
公開日:2025/1/29

飼い猫との日常をユルいタッチで描いたコミックエッセイとして、大勢の猫好きから熱い支持を得る「うちの猫がまた変なことしてる。」(卵山玉子/KADOKAWA)シリーズ。
ハチワレ猫のトンちゃんと、白ボディ&キジトラしっぽのシノさん、そして著者夫婦というふたりと2匹の生活から始まった本作も、2024年秋にシリーズ8作目を刊行した。
当初はやんちゃな若猫だった2匹も、気づけばシニア世代へ突入。預かり猫・たねおやウーパールーパーのウーちゃんとの出会い、さまざまな病気との闘いやお引越しなど、いろんな出来事を共に経験してきた一家。
そんな中、最新巻では新たな若猫2匹が登場! これまでにも増して、個性豊かな猫たちの生活が垣間見られるようになっている。
猫好きであれば、誰もが一度は憧れる多頭飼い。
だが金銭の問題や住む環境の問題で、実際にその夢を実現するのはなかなか難しいのが現実だ。そんな人にとって、猫5匹との生活を追体験させてくれる本作は、非常にありがたい存在だろう。
優しいシノさんに比較的強くでる、貫禄たっぷりなキジトラ・ビッケ。
「三毛猫」「オッドアイ」「鍵しっぽ」と、幸運のモチーフ全部乗せな女の子・ダテちゃん。
そんな2匹の新メンバーの加入で、一家の猫たち、あるいは猫と人間の関係に新たな変化が!? 今回も猫たちの実際の写真と共に、日々の生活のエピソードが満載だ。
当然だが、猫が増えた分お世話も大変に。食やおもちゃの好み、トイレや寝床の傾向も千差万別な猫たち。猫を実際に飼う人なら、その大変さも想像に難くないはず。しかしそれ以上に本編から伝わってくるのは、猫たちへひたすら注がれる著者の大きな愛情だ。
どんなにワガママでも、面倒でも、猫たちが快適で幸せなら万事OK! 今日も猫がかわいい。それだけでどんなに大変なお世話もへっちゃら。
猫を飼う人なら一度は感じる、そんな強い想いが今シリーズには詰まっているとも言える。
願わくばふたりと5匹の生活が、これからもずっと平穏でありますように。