「小学生のメイク」は必要? 肌トラブルは? メイクアップアーティスト・イガリシノブが「メイクは子どものコミュニケーション力アップになる」と断言する理由《インタビュー》
公開日:2025/2/9
親と子がケンカしないでメイクを楽しむポイント

――子どものメイクに抵抗がある親もいると思うのですが、親子でメイクを楽しむためのコツは何だと思いますか?
イガリ この本の最初でメイクの準備について伝えているので、それを親子で読んでほしいのがまずひとつ。それと、私はメイクをきっかけに親子でケンカをしてほしくなくて(笑)。だから、困ったら私のせいにしてください。「メイク、ちゃんと落としなよ」じゃなくて、「イガリさんがメイクはちゃんと落とせって言ってるよ」って、私をうまく使ってもらって、親子でメイクを楽しんでほしいです。
――それはありがたいです! では、子どもと一緒にコスメを買いに行くとしたら、どういうお店や買い方がおすすめですか?
イガリ デパートに行ってデパコスでも、バラエティショップでバラコスを選んでもいいです。でも、今の子たちは、ロフトやハンズ、ROSEMARYのような、たくさんコスメが揃っているところが楽しいんじゃないかなと思います。ここまでたくさんのコスメが並んでる場所って、5年前にはなかったので。そういうお店に行って、文房具を買いがてら、コスメ選びも楽しんでくれたらいいと思いますね。
――メイクに限らず親は「こっちのほうがいいよ」とどうしても上から目線で言ってしまいがちですが、そういう時も、子どもの好みを優先してあげるのがいいでしょうか?
イガリ とはいえ年の功もあるから、親の意見もそれはそれで大事にしてもらって(笑)。でも、子どもが好きなようにやればいいと思います。最初からうまくできる人なんていないし、大人だって情報がいっぱいあって迷いますしね。でも最低限、教えたいことはこの本に書いたので、それは伝えてあげてください。
子どもがメイクして出かけて帰ってきた時に、「今日、どうだった?」って聞いてあげるのもおすすめです。メイクってやって終わりではないので。メイクが落ちていたり、今日の服に合わなかったなんてこともあると思うんですね。質問してあげれば、今度は落ちないようにできるといいねとか、ピンクの服のときはこういうメイクがいいよねとか、次のアイデアにつながると思います。