『花ざかりの君たちへ』のキャラクターたちが集結!展示総数230点以上の「〜中条比紗也 画業30年の軌跡〜花ざかりの君たちへ展」が池袋で開催

マンガ

公開日:2025/2/15

 1993年にデビューし『花とゆめ』、『別冊花とゆめ』で多くの作品を発表してきた少女漫画家・中条比紗也氏。2023年に50歳という若さでこの世を去ってしまった中条氏ですが、その作品は今も多くの人の心に残り続けています。

 そんな中条氏の30年の少女漫画家人生を、大人気作品『花ざかりの君たちへ』(白泉社)を中心に振り返る「〜中条比紗也 画業30年の軌跡〜花ざかりの君たちへ展」が池袋・サンシャイン60展望台 てんぼうパークで2月24日(月・祝)まで開催中です。

『花ざかりの君たちへ』は1996年から2004年まで『花とゆめ』で連載。その後も国内で二度のドラマ化、現在はアニメ化も進行中と注目を集め続けている作品です。

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 主人公は芦屋瑞稀。憧れの高跳び選手・佐野泉に会うため、性別を偽ってアメリカから全寮制の男子校に転入します。佐野、瑞稀、そして瑞稀に恋をする同級生・中津秀一を中心にした学園ラブストーリー。かつ個性あふれる生徒・先生たちの成長物語でもあるのが本作の特徴。かく言う私も彼らの楽しくエモーショナルな学園生活に憧れながら読んでいた読者のひとりです。

 足を踏み入れるとまず迎えてくれるのが、大輪のひまわりと瑞稀・佐野・中津のスリーショット。

 1999年の応募者全員サービス「ドラマCD」のために描かれた一枚です。数メートル先ではTVアニメのティザーPVが大スクリーンで放映中。入り口からすでに瑞稀役の山根綺さんらの声が聞こえてきてワクワクしました。

 本展は原画、スケッチ、ラフ画など230点以上を展示。「桜咲学園転入編」「学園祭編」など、23巻(完全版は12巻)の軌跡が全10章に分けて紹介されます。

 瑞稀が高跳びをする佐野に一目惚れした瞬間、中津が瑞稀への恋心を自覚した時など名シーンの原画が一挙公開。「こんなシーンあった……!」と当時の記憶が蘇ります。

 佐野・中津だけでなく、同級生や先輩、先生、他校の学生…タイプの違うイケメンが揃っているのも本作の魅力。私自身も「◯◯くんがかっこいい!」と友達同士好きなキャラクターを挙げて盛り上がっていた記憶があります。本展はそんなキャラクター人気を踏まえ、寮長の難波南、保健室の先生・梅田北斗など人気キャラクターの紹介ボードも掲載。誕生日、星座、身長、好きな食べ物からイメージフラワーまで多岐にわたって紹介されているので、「このふたり血液型同じ……!」などキャラクターたちの意外な共通点を知ることができました。

 また作品の下絵・ネームも一部展示。とても丁寧に表情や髪の毛の流れも描き加えられていて、この時点でもすでに見ごたえあり。作品と真摯に向き合う中条氏の姿勢を感じます。

『花ざかりの君たちへ』だけでなく、『夢みる葉っぱ』『ミッシング・ピース』ら初期作品の原画も一部公開。

 本展観覧後にはグッズショップが。「花ざかりの君たちへ-After School-」を含んだ単行本全25巻をアクリルスタンドにした「コミック風缶バッジスタンドセット」や、各キャラクターの名シーンと名言を組み合わせた「ランダムアクリルバーキーホルダー」(全15種、660円)などオリジナルグッズ100種類以上が販売されています。

 またてんぼうパーク内にある「てんぼうパークCAFE」では「中津のお好み焼き風パンケーキ」「キス魔佐野用ノンアルカクテル~乾きものセット~」などキャラクターや作中シーンにちなんだコラボメニューも販売中。

 こちらは注文一点につき、オリジナルコースター(全5種、ランダム配布)が一枚プレゼントされます(なくなり次第終了)。

 そのほかにも入場の際に瑞稀・佐野・中津・難波・梅田・姫島ら6人のうちのひとりの「ビジュアルチケット」がもらえるなど(ランダム配布)特典多数。

『花ざかりの君たちへ』、そして中条氏の世界観に浸れる展覧会。家に帰ったらもう一度マンガを読み返したくなること間違いなしです!

文=原智香

■「〜中条比紗也 画業30年の軌跡〜花ざかりの君たちへ展」
会期:2025年2月7日(金)~2月24日(月・祝)
会場:池袋・サンシャインシティ サンシャイン60展望台 てんぼうパーク イベントスペース
営業時間:11:00~19:00 ※最終入場は閉場の30分前まで
HP:https://chara-art.online/eventlp/hanakimiten/

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