魔王様の夢は…全人類を支配下にして、職場環境を改善すること!? “魔王軍は実はホワイト企業”というユニークな設定になった理由【著者インタビュー】

マンガ

公開日:2025/3/29

「ロケットニュース24」で2019年から連載されている『魔王軍はホワイト企業』。当初は他の4コマ漫画シリーズの1エピソードだったものが徐々に人気を博しシリーズ化。昨年末には単行本『魔王軍はホワイト企業』(スガラジカル/主婦の友社)が発売されるなど、人気が広がっている。

 完全週休2日制・充実の福利厚生というさながらホワイト企業の魔王軍と残業も急な変更も当たり前、根性論ですべてを通そうとする勇者軍。お仕事×世界征服コメディの本作。ファンタジーなのに、「このキャラ職場の人とそっくり!」と思わせてくれるキャラクターと“あるある”な職場ネタ満載なのが魅力だ。そんな本作はどう生まれたのか? 著者のスガラジカルさんに話を聞いた。

advertisement

――魔王軍はホワイト企業、勇者のパーティは劣悪な環境という設定がすごく面白いなと思いました。まずこの設定の漫画を描いてみようと思ったきっかけを教えてください。

スガラジカルさん(以下、スガラジカル):かなり昔の話になりますが、仕事とか人間関係で少し行き詰まっていた時期があって。それで人間を悪い方に描いてみようという構図を思いついたんだと思います。ファンタジーでも特撮でも僕、敵側の方が好きで。だからファンタジーを描くとしたら敵側を主役に描こうというのは自分の中では自然な流れでした。

――労働環境をテーマにしたのはなぜですか?

スガラジカル:僕が企業で働いていたからですね。僕、新卒の時は就職活動を失敗しているんです。最初はアルバイトのような形で企業に勤めていて。仕事を転々としていたのですが、転職活動をして正社員になりました。その時に感じたことを作品に落とし込んでいます。

――結構過酷な労働環境だったんでしょうか?

スガラジカル:いや(笑)、こういう漫画を描いているとすごくブラックなところで働いていたと思われがちですが、多分、普通の一般企業だったと思うのですが、普通に社会人をしていたら思うであろう愚痴や不満を作品に落とし込みました。

取材・文=原智香

あわせて読みたい