限界集落の人が朝早いのはなぜ? 5時に起きて21時に寝る、健康的な漫画家生活【著者インタビュー】
公開日:2025/3/29
「ロケットニュース24」で2021年から連載されている『日々限界集落』。著者のうどん粉さんが暮らす限界集落での出来事を綴る4コマ漫画で、昨年末には単行本『日々限界集落』(うどん粉/主婦の友社)が発売され話題になっている。
バスが1日3便(現在は1便)など都会でしか暮らしたことがない人には驚きがたくさん詰まっている。「推しのグッズがなかなか手に入らない」など限界集落とまではいかなくても田舎に住んだことがある人なら共感必至の内容もたくさん。そんな本作を長く続ける苦労、本作に描かれていない深掘りした限界集落エピソードなど、 著者のうどん粉さんに話を聞いた。

――「生活リズム」というエピソードの中に、限界集落で暮らしている方は起きるのが早いと書いてありましたが。なぜ早起きなんでしょう?
うどん粉さん(以下、うどん粉):私の勝手な推測ですが、農業をしてらっしゃる方が多いからかなと思います。農作業をしてから仕事に行く人もいますし。あとは夏、日が昇っちゃうと暑くて外の仕事ができないんですね。だから「朝のうちにやっちゃおう」という人が多いんだと思います。
――漫画家さんは夜遅くまで働いて、朝は弱いイメージがありますがうどん粉さん自身はどうですか?
うどん粉:私は地元でついた癖が抜けなくて、ずっと朝方生活です。だいたい5時くらいに起きて漫画を描いています(笑)。夜は9時くらいにはいつも寝ているので、夜更かししようとしても眠くなってしまって……。
――すごく健康的ですね。直さなくていいと思います! 京都の大学生時代もそうだったんですか?
うどん粉:そうです、大学生の時も5時くらいに起きてずっと朝方生活でした。だから友達と遊んでいても夜遅い時間になってくると眠くなってしまって……。よく「スイッチ切れてるよ」って言われていました(笑)。
取材・文=原智香