「言ったよね? 今有休消化率90%以上目指してるって…」休むのが下手な魔王軍の幹部に共感の声【著者インタビュー】

マンガ

公開日:2025/4/2

「ロケットニュース24」で2019年から連載されている『魔王軍はホワイト企業』。当初は他の4コマ漫画シリーズの1エピソードだったものが徐々に人気を博しシリーズ化。昨年末には単行本『魔王軍はホワイト企業』(スガラジカル/主婦の友社)が発売されるなど、人気が広がっている。

 完全週休2日制・充実の福利厚生というさながらホワイト企業の魔王軍と残業も急な変更も当たり前、根性論ですべてを通そうとする勇者軍。お仕事×世界征服コメディの本作。ファンタジーなのに、「このキャラ職場の人とそっくり!」と思わせてくれるキャラクターと“あるある”な職場ネタ満載なのが魅力だ。そんな本作はどう生まれたのか? 著者のスガラジカルさんに話を聞いた。

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――私はキャラクターの中でも魔王軍にいる、休日の過ごし方がわからないという悩みを持つフェザー将軍が私は好きで、自分の会社員時代を思い出して共感します。

スガラジカルさん(以下、スガラジカル):フェザーのベースは悪の女幹部というところから始まっているんですけど、いわゆるキャリアウーマンっぽい要素が入っています。この物語のキャラクターはファンタジーによくいそうな人と一般社会によくいそうな人を組み合わせるというのが基本的な構造なのですが、フェザーはそこがはっきりしているキャラクターです。

――一般社会によくいそうな人の中で“休みの過ごし方がわからない”人を描こうと思ったのはなぜですか?

スガラジカル:それは僕がそうだからです。僕は新卒で働きだした時から漫画家になろうと思っていたので、休日は全部漫画のために時間を使っていて。だから休むための休みってほとんど取ったことがなかったんです。いざ1日休みとなるとどうしていいかわからなくて。僕のそういうところが入っているんだと思いますね。

――スガラジカル先生と似ているんですね。

スガラジカル:そうですね。メインキャラクターにはほぼ僕の要素が入っていて、ちょっとずつ自分の分身がたくさんいる感覚です。

――フェザー将軍に対する共感の声はあるんですか?

スガラジカル:四天王にはみんなちょっとずつ共感の声があるんですが、フェザーの場合は憧れの方が多いかもしれません。数いるキャラクターの中でも一番ちゃんとしてるので(笑)。

取材・文=原智香

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