「お母さんが背が高いから」自分が実母扱いされたとき、夫の連れ子である長男の反応【漫画家インタビュー】
公開日:2025/4/8

20歳で結婚した香澄さんの家庭は、いわゆる子連れ再婚家庭(ステップファミリー)。バツイチの夫のふたりの連れ子とふたりの実子、2男2女を育てるママとしてのドタバタな日々を、漫画家・なおたろーさんの作画で日常エッセイ漫画として発信している。そこには、他とは少し違う形の家庭だからこその経験や悩み、そして幸せも見えてくる。
夫の連れ子である長男の中学校入学前、彼と一緒に制服の採寸に行った香澄さん。試着をしていると、様子を見に来た店員から「お母さんが背が高いから」と血が繋がっていることを前提とした声かけがあった。「私たちが血の繋がっていない親子だなんて思いもしないよなぁ」。そんなことを考えていた帰り道で口を開いた長男は……。
実のお母さんと言われて少し複雑な気持ちに
ーー店員さんにお母さんと勘違いされた瞬間のお気持ちを教えてください。
「お母さんに見えるんだ~!」という嬉しい気持ちと、まだ24歳のときのことだったので「……ってことは、30代半ばに見えたってこと?」という複雑な気持ちが入り混じっていました(笑)。
ーーににくんの「24歳のママがお母さんに見えていたなんて」という着眼点がおもしろかったです。ににくんは普段からユーモラスなタイプなのでしょうか。
おちゃらけるタイプではないのですが、ちょっとボケるとノってくれたりツッコんでくれたり……私のしょうもないギャグにも付き合ってくれます。
ーーににくんはその後、この日のことについてなにか言っていましたか。
とくになにも言ってきていませんね。今となっては覚えているかも危ういです。
ステップファミリーのママの奮闘ぶりを垣間見ることができる本作。周りからさまざまな反応をもらったり、ならではの悩みがあったりしながらも、香澄さんの日常からは深い絆で結ばれた家族同士の愛情が伝わってくる。