参観日、生まれたばかりの弟を自慢したい夫の連れ子ふたりが要求してきたこと【漫画家インタビュー】
公開日:2025/4/9

20歳で結婚した香澄さんの家庭は、いわゆる子連れ再婚家庭(ステップファミリー)。バツイチの夫のふたりの連れ子とふたりの実子、2男2女を育てるママとしてのドタバタな日々を、漫画家・なおたろーさんの作画で日常エッセイ漫画として発信している。そこには、他とは少し違う形の家庭だからこその経験や悩み、そして幸せも見えてくる。
夫の連れ子である長女と長男が小学生のころ。参観日は、まだ赤ちゃんの次男は実家に預けることを考えていた香澄さん。すると長女が、友達にも赤ちゃんが生まれたことを言ってあるからと「絶対に連れてきて!」とねだってきた。
赤ちゃんの弟を自慢したい姉と兄の思い出
ーー慶進くんが授業参観に来てくれた日の、ねねちゃんとににくんの様子を教えてください。
授業中、ずっと後ろを気にしてニヤニヤが隠しきれていませんでした。授業の後は、ドヤ顔で慶進を抱っこしていて、本当に嬉しそうでした。
ーー嬉しそうなふたりの様子を見て、どんなことを感じられましたか。
ふたりの様子がとても可愛かったです。
ねねは得意げに鼻息を荒くしていました。みんなに自慢したいけど「注目して!」と大きな声を出せるタイプではないので、さりげなく赤ちゃんを抱っこしてクラスメイトに横目でアピールしていましたね。
にには、少し照れながらも嬉しそうにしていました。
ーー他の学校行事での思い出があれば教えてください。
コロナ渦で行事の規模が縮小されてしまった時期でしたが、連れていける行事は次男と次女も一緒に参加しました。運動会では、小さいふたりも一生懸命応援してくれました。
長女も長男も照れながらも手を振り返したり、同級生と話している輪に連れて行って一緒に遊んだり、にぎやかに過ごせたと思います。
ステップファミリーのママの奮闘ぶりを垣間見ることができる本作。周りからさまざまな反応をもらったり、ならではの悩みがあったりしながらも、香澄さんの日常からは深い絆で結ばれた家族同士の愛情が伝わってくる。