乃木坂46・奥田いろは「歌うのが怖かった」ミュージカルとJ-POPの両立に悩んだ時期も。加入4年目、自身の成長を振り返る【インタビュー】
公開日:2025/4/8
高校卒業後は活動に専念「忘れられない1年に」
――グループ加入時には16歳だった奥田さんも、昨年には高校を卒業して19歳に。現在は乃木坂46の活動に専念されていますが、進学の道も考えましたか?
奥田:大学生になるのは昔から夢だったので、すごく悩みました。グループの活動をしながら、大学にも通っている先輩たちもいて、本当に尊敬しています。でも、やっぱり両立はものすごく大変そうで、自分にはその道を選ぶことはできなくて。大人になってからでも、学びたいことが見つかれば、そのときに通うこともできるからと考えて、今は乃木坂46の活動に集中することを選んだんです。
――活動に専念したこの1年は36thシングルアンダーライブの座長や、37thシングル「歩道橋」、38thシングル「ネーブルオレンジ」での選抜入りなど大きな変化のあった1年だったと思います。
奥田:間違いなく、忘れられない1年になりました。人間って、感情が大きく動いた瞬間のことは忘れないって言いますけど、本当にその通りで。選抜に選ばれた瞬間の景色や感情は、今でも鮮明に覚えていて。とても貴重な時間を過ごしていると感じています。

――2月には加入4年目を迎えて、ブログに「ようやく最近自分のことをコントロールできるようになってきた」と書かれていました。どんな風に変わってきたんでしょうか?
奥田:加入してから最初の頃は「自分は人に嫌われている」と思って行動していたんです。先輩やスタッフさんに迷惑をかけたくない、邪魔になりたくない、という思いが強すぎて「みんなが私を嫌いだと思っている」という変なフィルターを自分にかけていて。そうやって、自分自身を勝手に苦しめながら行動していたんですけど、先輩たちが「いろはのこと好きだよ」って伝えてくれたり、優しくしてくれたりして、少しずつそのフィルターをはずせるようになりました。最近では、人に迷惑をかけない程度に、マイペースに動けるようになってきたのかなと思います。
――先輩から「好きだよ」と言われたときのことは覚えていますか?
奥田:去年、「乃木坂配信中」のバレンタイン企画で、先輩から後輩に気持ちを伝えるという企画があって、岩本蓮加さんと梅澤美波さんが、私にすごくうれしいお言葉をいっぱいかけてくださったんです。あのときの言葉は、今でもすごく心に残っています。

――そんな奥田さんも、6期生が加入して、今度は先輩になる番ですね。後輩たちにはどう向き合っていきたいですか?
奥田:必要なときに、必要な言葉をかけてあげられる先輩になりたいです。自分がそうやって先輩たちに救われてきたからこそ、今度は私がそれを返す番だと思っています。実は6期生に呼んでほしい名前を11人分11個考えてあるんです(笑)。「いろぱ先輩って呼んでね」とか、「あなたはいろはちゃんって呼んでね」とか。
――11個も。そんなに多いとお互い大変そうですが(笑)。
奥田:それが私なりの距離の詰め方かなって思っています(笑)。
――今回のミュージカルが終わったらすぐに「13th YEAR BIRTHDAY LIVE」も控えていますね。
奥田:ミュージカルの本番が始まったら、同時進行でライブのリハーサルも始まって、身も心もハードな時期になると思います。でも、バースデーライブは乃木坂46にとって特別なイベントですし、私にとっても初めての会場なので、今からとても楽しみです。大変な時期にはなると思うんですけど、その分、またひとつ成長できるチャンスだと思って頑張りたいです。
取材・文=堀タツヤ、撮影=島本絵梨佳
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