特定の男子生徒にバレンタインチョコ。女子生徒からの質問を無視。「こんな人が先生になるなんて」【漫画家インタビュー】
公開日:2025/7/3

イラストレーターや漫画家として活躍するしばたまさん。『しばたまが聞いた! 本当にあったすごい話』は、フォロワーから寄せられた体験談をもとにした漫画で、「感動した!」「怖すぎる……」「スカッとする」と多くの読者の心をつかんでいる。数あるエピソードの中から特に反響の大きかったお話を、その体験談を選んだ理由や初読の感想、漫画の執筆過程で意識した点などを、しばたまさんにお聞きした。
取り上げるのは、高校時代、投稿者である女性の彼氏が女性教師からバレンタインチョコをもらい、彼女だった自分がその教師から信じられない扱いを受けた体験談。
周囲にイジられるのが面倒で、こっそり同級生と付き合っていた女子高生。バレンタインにチョコを渡したついでに他の子からの収穫を聞くと、先生から手作りのバレンタインチョコをもらったと聞かされる。しかも先生は彼氏を含めた特定の生徒にしかあげておらず……。
関係を考えると怖すぎる…体験談を読んでびっくり!
――投稿されたこの体験談を最初に読んだときの感想を教えてください。
「こんな人が先生になるなんて……」と思いました。
――先生側からバレンタインチョコを、しかも特定の相手に渡すのは、高校生という年代を踏まえると考えさせられるものがあります。この先生の行為についてどう感じましたか?
先生も人間なので好意を抱いてしまうのはしょうがないのかもしれませんが、在学中に好意を伝えるのはNGでしょ! とは思います。
――さらに先生が生徒を無視する行動の強烈さに驚きました。もしご自身が生徒の立場で同じような状況になったら、どうされますか?
先生からバレンタインをもらったことも含めて、校長先生や教育委員会などの大人に相談すると思います。
――表面化していないだけで実は……と感じさせる体験談ですが、読者の方からどんな意見や反響がありましたか?
この体験談のように先生が生徒に好意を抱いて……という同じような体験をされた方がとても多くて、恐ろしくなりました。

しばたま
デザイナー&イラストレーター。大人気アイスのパッケージデザインなどを手がける。Instagramでフォロワーさんから体験談を募集し「ゾッとした話」「ほっこりした話」などのマンガを描き、話題に。著書は『1万人がいいね!した 心ゆさぶる本当の話』『身の毛がよだつゾッとした話』。
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