穏やかで人懐っこい性格のキャラクターは茶トラに。猫の色や柄は性格に影響する!?【著者インタビュー】

マンガ

公開日:2025/6/9

 連載開始から7年、多くの人から愛される人気漫画「ブラック企業の社員が猫になって人生が変わった話」シリーズ。ある朝起きたら猫になっていたモフ田くんとその同僚たちの日常と、変化していく会社の環境を描き、現在7巻まで発売されています。転職活動をするハチ谷くん、家猫になったトラ雄さん、働きたくない猫くろべぇと4匹の主人公で連載されてきた本作について、著者の清水めりぃさんに聞きました。

――3巻以降は主人公が代わります。それまで主人公だったモフ田くんではないキャラクターが主人公になっていきますが、その展開は最初から決まっていたのでしょうか?

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清水めりぃさん(以下、清水):2巻の時点で考えましたね。その時点でタイトルはブラック企業なのにホワイト企業のお話になっていたので、舞台と主人公を代えようと思って。そこでブラック企業で働く社員にも「人に馴染めない」とか「労働環境が嫌」とかいろんなパターンがあるなと思って、転職する人(猫)を主人公にするお話を思いつきました。

――猫化した人間はみな種類が違いますよね。それはどう決めているんですか?

清水:最初は私自身が可愛いと思っている猫の柄や色で描いていました。でも4巻のトラ雄さんは穏やかで人懐っこい猫といえば……と性格から考えて茶トラの猫にしました。私はこれまで色や柄の違う猫を3匹飼ったことがあるのですが、、猫も人間同様性格がかなり違うんだなと驚きました。

――飼っている猫の中で、今後登場させたいと思う猫はいますか?

清水:三毛猫ですね。三毛猫は基本的にメスなので、体を触られたりしたら可哀想かなと思ってこれまで出せていなくて……。でもいつか人のサイズの三毛猫も描きたいので、お母さんキャラとかで出せたらいいなと考えています。

取材・文=原智香

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