ブラック企業で働く会社員が黒猫に!? 悠々自適な“家猫ライフ”を手に入れるため奮闘する猫コメディ【著者インタビュー】
公開日:2025/6/14

連載開始から7年、多くの人から愛される人気漫画「ブラック企業の社員が猫になって人生が変わった話」シリーズ。ある朝起きたら猫になっていたモフ田くんとその同僚たちの日常と、変化していく会社の環境を描き、現在7巻まで発売されています。転職活動をするハチ谷くん、家猫になったトラ雄さん、働きたくない猫くろべぇと4匹の主人公で連載されてきた本作について、著者の清水めりぃさんに聞きました。
――6〜7巻の主人公・くろべぇは、悠々自適な家猫ライフを目指します。その中で、いろいろなところにアルバイトに行きますが、経験したことのない仕事を描くのは難しかったですか?
清水めりぃさん(以下、清水):悩むことは結構ありましたね。「そもそもこの職業って、アルバイトを募集しているのか?」とか。あえて現実を考えすぎないようにして、「こんなバイトもあっていいんじゃないか?」という切り口でアルバイトエピソードは考えました。占い師も「ビジュアルが可愛いだろうな」と思って描いてみました。
――くろべぇ編は6〜7巻と続きましたが、理由はあるのでしょうか?
清水:単純に私が描きたかったからですね。くろべぇにはまだまだ引き出しがあるなと思ったので、その引き出しをとりあえず全部開けよう、という感じでした。でも次巻からはまた主人公が代わる予定です。
――では今後の展開含め、最後に読者の方にメッセージをお願いいたします。
清水:今は次巻の主人公はほぼ決まっていて、その周辺のことをいろいろと考えている段階です。どの種類の猫になるかも含め、楽しみにしていてほしいです。普段作品はX(旧Twitter)やWebサイトなど、決して大々的に公開しているわけではないこの作品にたどり着いてくださって本当にありがとうございますという気持ちがあって。私の作品を見ていてくださって本当に感謝でしかないです。次巻はもちろん、もっと先まで続く作品にしていきたいのでお付き合いいただけると嬉しいです!
取材・文=原智香