INI・許豊凡「小学生時代にはゲームの世界みたいな小説を書いた」読みも書きも楽しむ許が、書店で選んだ今の気分の3冊は？【インタビュー】
ダ・ヴィンチ 今月号のコンテンツから
公開日：2025/6/25
許さんが選んだ3冊
家電メーカー総務部勤務の尚成は、同僚のオス個体とともに新宿の量販店に来ていた。体組成計を買うため……ではなく、寿命を効率よく消費するために。ヒトのオス個体に宿る〇〇目線の人間観察記。
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「ある方と対談した時、朝井リョウさんが僕のブログを読んでくださっているとうかがいました。畏れ多いですし、大変恐縮しております……。僕も、朝井さん原作の映画『何者』『正欲』に興味がありますが、本当に申し訳ないことにまだ作品を読んだことがなくて。どんな小説を書かれる方なのか、この機会に知りたいと思いました。この本は、帯に『ヒトは二回目ですが、オス個体は初めてです』とあって、設定がわかりそうでわからないところに魅力を感じましたね。ますます朝井さんに興味を惹かれたので、絶対に最後まで読もうと思います」
『巣鴨のお寿司屋で、帰れと言われたことがある』（古賀及子/幻冬舎）1760円（税込）
田園調布、知らない人の家でまずい水を飲む。下丸子、二分間、知らない人を大声でほめてけなす。池袋、飯能、日本橋、所沢──。記憶を街単位でさかのぼり、掘り起こされる景色と感情の断片。
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「タイトルが面白いですし、帯にはいろいろな地名も載っていて。いろんな場所について書かれたエッセイなのかなと思い、手に取りました。自分も旅好きですし、東京の街を開拓するのも大好きなんです。仕事終わりに、その近くを散策してから家に帰ることもあります。この間は東京ドームの近くで仕事だったので、その後文京区を開拓しました。住宅街を歩いて古き良き文化を感じて、ちょっと足を延ばして用もないのに都電に乗って。そういう小さな旅が好きなので、きっとこの本にもなにか惹かれるものを感じたのだと思います」
佐渡島で暮らす女の子の1年を、島の四季とともに撮り下ろした一冊。2011年に刊行され、13万部の大ヒット。新装版では新たに6点の写真が加わったうえ、美しく手触りのよい装丁を実現している。
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「以前、川島小鳥さんの写真展『ソウルメイト』にうかがいましたが、温度感のある写真がとても素敵でした。この写真集も、フィルムの質感があたたかいですよね。カメラに向かってキメた姿を撮るというより、日常のふとした瞬間を切り取っているのが魅力的。僕も昔のカメラで写真を撮るのが好きで、いつもカメラと予備のフィルムをカバンに入れて持ち歩き、メンバーのなにげない瞬間を写しています。それに、この本はふわふわ柔らかい表紙も気持ちいいんです。写真集は、部屋に飾るだけで絵になるのでついつい買ってしまいますね」
Ascending ver. CD+DVD 3850円 （税込）
Landing ver. CD+DVD 3850円 （税込）
Winning ver. CD ONLY 3300円（税込）
IN(I)SIDE ver. CD+GOODS 5500円 （税込）
グループ初のミリオンシングルとなった6TH SINGLE『THE FRAME』、強いメッセージを込めた7TH『THE VIEW』に続くINI“革命”3部作の最終章。タイトル曲「DOMINANCE」から始まる全12曲で、新時代を牽引するニューリーダーの存在感を見せつける。
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