謎の生物が出現した自宅に生物学者と警察官を連れていくと、壁に開けたはずの穴が塞がっていた…【漫画家インタビュー】
公開日:2025/7/16

念願のマイホームを建て、新生活を始めた瀧本一家。しかし、主人公の美咲は父親との確執を抱えたままで、昔のような仲良し家族に戻る気持ちはなかった。唯一心を許せる弟・浩介と共に家を出るきっかけを探していたところ、部屋の壁から不気味な音が聞こえてきて……。漫画家・勝見ふうたろー氏が描く、何かが少しおかしい世界の物語。
謎の生物の切れ端を見て興奮する生物学者。そして本体を確認するため美咲の家へ行くと、浩介が目隠し用のポスターを剥がしていた。焦る美咲だったが、開けたはずの穴が元通りになっていた……。
傷が治るという生き物ならではの特徴
――穴を開けたはずの壁が元通りになっていて驚きました。
細かくいえば、壁に穴を開けたときに中から何かが出てくるシーンから、この場面に至るまでの間に、一段階進化してグレードアップしたような設定にしたんです。
――やはり生き物らしい特徴が反映されているんですよね。
そうですね。「生き物だから自然治癒力もあるよな」と、この展開にしようと思った時に考えた記憶があります。
建設作業員が遭遇した奇妙な植物、そして美咲の部屋から聞こえた異音の正体は? 家族の絆をより深めるはずの新居を舞台に、この不可解な物語はどんな結末を迎えるのだろうか。