生物学者の推測によると進化する寄生生物らしい。家全体がその生物に乗っ取られていた!?【漫画家インタビュー】

マンガ

公開日:2025/7/21

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 念願のマイホームを建て、新生活を始めた瀧本一家。しかし、主人公の美咲は父親との確執を抱えたままで、昔のような仲良し家族に戻る気持ちはなかった。唯一心を許せる弟・浩介と共に家を出るきっかけを探していたところ、部屋の壁から不気味な音が聞こえてきて……。漫画家・勝見ふうたろー氏が描く、何かが少しおかしい世界の物語。

 生物学者の仮説では、謎の生物の正体は「進化する寄生生物」。無限に増殖できるうえに、類を見ないほど完璧な擬態能力を持つ「家という名の新生物」と分析する。その新生物に寄生、支配された美咲の両親は浩介を無理やり連れ帰ってしまう。

「家」に乗っ取られてしまった両親

――お父さんとお母さんが家に帰ってきたところですが、ふたりとも完全に謎の生物に乗っ取られた状態ですよね?

そうですね。でも完全に、脳みそや精神が乗っ取られているわけではない設定なんですよ。

――確かに、記憶はありますもんね。しかし乱暴な行動もしていてその状態というのはかなり恐怖ですね……。

はい。それでさらに怖さと絶望感みたいなものを感じてもらえたら嬉しいですね。

 建設作業員が遭遇した奇妙な植物、そして美咲の部屋から聞こえた異音の正体は? 家族の絆をより深めるはずの新居を舞台に、この不可解な物語はどんな結末を迎えるのだろうか。

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