なんて優しい“魔界”…アニメ化決定の癒やし系ファンタジー『魔王の娘は優しすぎる!!』最新6巻で、魔族と天使は“仲直り”できるのか?
公開日:2025/6/27

カワイイ魔族に癒やされる人続出中のハートフル異世界コメディ『魔王の娘は優しすぎる!!』。先日2026年TVアニメ化決定と発表された、原作コミックス最新6巻が、6月27日(金)に発売された。
漫画アプリ「マンガPark」&WEB媒体「ヤングアニマルWeb」で連載中の同作は、魔王の娘・ドゥを主人公に描かれる物語。ドゥの父にして、魔界の頂点に君臨する魔王・アーリマンは、かつて屈強な魔族たちとともにあらゆる世界を侵略していた。しかし“ある悩み”をきっかけに、魔王は突如として侵略を止めてしまう。その悩みとは――娘のドゥが優しすぎる、というものだった。
本来、魔族とは残虐非道であるべき存在。「奪う・虐げる・殺す」の三か条を果たしてこそ、一人前とされる。だがドゥのとる行動といえば、囚人の傷を治したり、奴隷の積荷を手伝ったりと、魔族らしからぬものばかり。「ドゥが魔族の道を違ったままでは 心配で侵略どころではない!!」と頭を抱える魔王のために、側近のジャヒーはドゥの教育係を買って出るのだが、ここから受難の日々が始まっていく。
同作最大の魅力は、なんといってもドゥによって広がる“優しい世界”にあるだろう。ドゥは単に優しいだけでなく、空気感そのものが周囲をおおらかにしてしまう。いわば彼女の存在は、悪そのものを体現すべき魔族にとって価値観を根底から揺るがしかねない“脅威”。それでもドゥの優しさに触れることで変わっていく者たちや、わずかにでも良い方向へ進んでいく世界の様子は、読んでいて心が温かくなるはず。
ちなみに同作は、2021年10月に発売されたコミックス3巻をもって一度完結を迎えている。しかし連載終了後も多くの反響が寄せられたことから、2023年1月より連載が再開。そして同年12月に発売されたコミックス4巻からは、魔族の宿敵“天使”が登場する「天界編」がスタートし、ドゥとジャヒーの天界を巡る新たな物語が幕を開けた。今回の最新6巻では、その「天界編」がいよいよクライマックスを迎える。
長きにわたり対立してきた魔族と天使。果たして、両者は無事に“仲直り”することができるのか。その鍵を握るドゥの活躍に期待がかかる。
ネット上でも「なんて優しい魔界…」「このかわいさに勝てる気がしない」など、その魅力にハマる人が続出している『魔王の娘は優しすぎる!!』。まだ読んだことのない人も、最新刊が発売されるこのタイミングでぜひ手に取ってみてほしい。
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