義父が他界した後に生まれた娘。3歳になり、夢に出てきたという義父と交わした会話の内容が驚きと感動の内容だった!【漫画家インタビュー】
公開日:2025/7/17

イラストレーターや漫画家として活躍するしばたまさん。『しばたまが聞いた! 本当にあったすごい話』は、フォロワーから寄せられた体験談をもとにした漫画で、「感動した!」「怖すぎる……」「スカッとする」と多くの読者の心をつかんでいる。数あるエピソードの中から特に反響の大きかったお話を、その体験談を選んだ理由や初読の感想、漫画の執筆過程で意識した点などを、しばたまさんにお聞きした。
取り上げたのは、投稿者の子どもが生まれる前に病気で亡くなった義父と、生まれてきた娘との不思議な出来事を描いたエピソード。
結婚して数年後に妊娠したが、同時期に義父の病気が発覚。病院に面会に行くと笑顔で出迎えてくれる義父だったが、妊娠6カ月の頃に他界する。その後、無事に娘が生まれ、3歳になった娘から夢の話を聞かされる。
ほっこりエピソードの漫画化は「体験者さんの文章を忠実に」
――この体験談を読んだ時の感想を聞かせてください。
昔から、“見える子ども”が多いと聞きますが、こういうことって自分が知らないだけで、もっとたくさん起きているのだろうなと思わされました!
――他界した義父と、他界した後に生まれた娘さんのお話は不思議としか表現できませんが、しばたまさんは似たようなご経験はありますか。
残念ながら私は幼少期も第六感的な現象はありませんでした……。
その代わりと言ってはなんですが、私の3つ上の兄が幼少期にリビングで「いつもあそこに座っているおじさんは誰?」と、誰もいない空間を指差して両親に尋ねたそうです……!
両親は平静を装いつつ「誰だろね~」と言ったそうです。怖い話として聞いていましたが、もしかしたらそのおじちゃんは曽祖父だったのかも? そう思えばほっこりします!
――さまざまなタイプの投稿が寄せられていると思いますが、いちばん多く寄せられる体験談はどんなジャンルでしょうか?
1番はゾッとした話です。2番は不思議な話です!
――この体験談のような不思議でほっこりするエピソードを漫画で表現する際、展開やセリフなどで意識されていることや工夫されていることを教えてください。
なるべく体験者さんの文章をそのまま忠実に描くようにしています。ゾッとした体験談の場合は、身バレ防止のためにあえて職場などの舞台を変更することがあります。

しばたま
デザイナー&イラストレーター。大人気アイスのパッケージデザインなどを手がける。Instagramでフォロワーさんから体験談を募集し「ゾッとした話」「ほっこりした話」などのマンガを描き、話題に。著書は『1万人がいいね!した 心ゆさぶる本当の話』『身の毛がよだつゾッとした話』。
Instagram:@shibatamaa
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