SNSで「地獄に堕ちろ」と大反響! 義母に絶対にしてほしくない行動とは?【著者インタビュー】
公開日:2025/8/3

「エリート夫」と「無職夫」。正反対の夫を持つ妻たちに巻き起こる騒動とは!? SNSで話題沸騰のファミリーサスペンス『どちらかの家庭が崩壊する漫画』(横山了一/KADOKAWA)。娘のリエが生まれ、幸せ絶頂なはずの薬師寺家の妻ユイ。ところが、善意を押し付ける義母、マザコン夫シュウの不倫など、穏やかではない出来事が次々と降りかかり、我慢を強いられ…。そんなとき、助っ人として現れたのが毒山(ぶすやま)夫妻だった。コワモテのゴン&ヤンキー口調のマリンの協力を得て、ユイは不倫夫、そして非常識な義母を成敗できるのか? さまざまな家庭トラブルに共感しつつ、毒山家による堂々たる格闘とギャグで読後はスカッとした気分に! “モヤモヤ”と“スリル”が止まらない本作への想いを著者の横山了一さんに聞いた。
――予想外の展開やギャグを楽しみつつ、家庭不和や義母トラブル、不倫の話を自分の境遇に重ね合わせる読者もいるようです。この漫画で読者の反響はいかがでしたか?
横山了一さん(以下、横山):インスタで読んでいる人が多かった記憶がありますね。Xよりも主婦層の割合が多いのかなと。「本当に嫌い」「地獄に堕ちろ」みたいに義母の聡子が相当責められていました。“夫にイラつく層”の人たちもワーッと読んでくれて、ユイの夫のシュウもすごく叩かれていましたね。どちらもコメント欄がすごく盛り上がっていました。
――反響が大きかったのはシュウや聡子のどんな行動ですか?
横山:いちばん反響があったのは離乳食のシーンですね。聡子が勝手に離乳食をつくり、自分が舐めたスプーンで孫にも食べさせようとするという。シュウは、妻のユイから聡子への気持ちを説明されても理解を示さず、そのことで叩かれていました。
――シュウはユイの気持ちを理解しようとせず、母親の聡子のすることには常に肯定的ですからね。
横山:そのほうが盛り上がるかなと思い、マザコン要素が強いキャラクターになっているので(笑)。聡子みたいな母親がいるとしたら、きっとその息子はマザコンだろうと。このふたりのキャラ設定はセットで出てきたような感じですね。
取材・文=吉田あき