患者もスタッフも個性的!? 美容クリニックで働いてみたらイメージとのギャップに驚き【著者インタビュー】

マンガ

公開日:2025/8/8

 とある美容クリニックで10年以上勤務し、自身も整形手術を受けた経験があるパチ美さん。その経験をもとに原案を手がけた『女の人生に整形って必要ですか?〜美容整形の裏側がカオスだった話〜』(パチ美:原案、金子べら:漫画/新潮社)の1巻が、2025年8月7日に発売! ひょんなことから看護助手として美容クリニックで働くことになった主人公を通じて、個性的なドクターやスタッフ、患者たちが引き起こす事件をポップなテイストで描いた話題作だ。美容整形が限られた一部の人が行うものから、身近なものへ。そんな過渡期に美容クリニックで働いてきたパチ美さんに、働いてきたからこそわかる美容クリニックの裏側を聞いた。

※書籍出版当時の個人の体験、お話をもとにインタビューを行っています。専門情報や個々人の体質・体調に合わせた改善策は、各医療機関等にご確認ください。

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――漫画では「美容整形に興味がなかった主人公がカラオケ店で偶然ドクターと出会って美容クリニックで働き始める」というお話になっていますが、パチ美さんが実際に美容クリニックで働き始めたきっかけはどんなものですか?

パチ美(以下パチ美):私は元々美容整形に興味がありましたし、施術を受けたこともあったんです。美容クリニック経営を手掛ける会社の別部門で働いていたのですが、美容クリニックが売り上げ好調につき人員を増やすという話が出て。自分で手を挙げて異動させてもらいました。

――実際に働かれる前は美容クリニックにどんなイメージを持っていましたか?

パチ美:キラキラしていて華やかというイメージがありましたね。でも足を踏み入れるのは怖い、閉ざされた空間という印象もありました。特に私が働き始めた2010年代の前半くらいはまだ「美容整形は一部の人しかやらないこと」という認識だったので。

――働き始めてからそのイメージに変化はありましたか?

パチ美:まずは明らかに美容への意識が高そうな方だけではなくて、意外と“普通”の方もいらっしゃるんだなと思いました。ただあまり一般的ではないところに飛び込むだけあって患者様もスタッフもやっぱり人間味があるというか、変わった方が多かったですね。私の中ではいろんな方に出会える美容クリニックがおもしろくて、ポジティブな印象に変わりました。

取材・文=原智香

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