新たな家族「コネコさん」を迎えて…無邪気さと「ネコ圧」に翻弄させられ続ける猫漫画家の日常【著者インタビュー】

マンガ

公開日:2025/10/16

気分が乗った時だけ気ままに甘え、通常モードでは自分の意志を貫き通すのが猫。一緒に暮らしていると、無言の「ネコ圧」に完敗してしまうことも多々ある。

今日もネコ様の圧が強い』(うぐいす歌子/KADOKAWA)は、そうした飼い主の日常や自分ファーストな猫の心理をユーモラスに描いた猫漫画だ。

advertisement

 言葉を発さず、目力や態度で飼い主を翻弄する「ネコ圧」。本作で作者は、その迫力や魅力をどう描き切ったのだろうか。漫画では知れない秘蔵エピソードと共に、本作に込めた想いをうかがった。

――最近、自宅にコネコさんを迎えられたそうですね。コネコさんは、クロネコ様とは性格に違いなどはありますか。

うぐいす歌子さん(以下、うぐいす歌子):コネコさんは最初から、パワーーーーッ!!な方です。好き勝手に生きてらっしゃる。人間に対しては、ずっと同じ距離感でいてくれています。

――子猫には、その時期ならではの奔放さがありますよね。実際、コネコさんの自由さに翻弄させられたことはありますか。

うぐいす歌子:お家に来たばかりの頃、デッサン用の石膏像を割られました。さすがに泣きましたね…。でも、コネコさんに怪我がなかったので、オッケーです! 置いていた人間が悪いんです!

クロネコさんが全くイタズラをしない子なので、結構なんでも置いていたのですが、その一件があってから、コネコさんがいる部屋は、とにかく物を減らしました。

――無邪気なコネコさんからも、思わぬ「ネコ圧」を受けたことはありますか。

うぐいす歌子:実は、コネコさんの気持ちは分からないことが多くて…。珍しくスリスリしてきたので、「構ってほしいのかな? ハッピー!」と思ってナデナデしたら、すっごい噛んで逃げて行きました。本当に分かりません(笑)。

文・取材=古川諭香

あわせて読みたい