『微熱空間』2年ぶりの新刊発売!蒼樹うめが贈る、前途多難な“義理姉弟”の禁断ラブストーリーの現在は?
公開日:2025/8/29

多感な時期の女のコが同い年のオトコのコと急な事情で生活を共に――。人気漫画家・蒼樹うめが手掛ける『微熱空間』のコミックス最新6巻が、8月29日に発売される。
著者の蒼樹は、きらら作品を代表する日常系4コマ漫画『ひだまりスケッチ』の作者として知られ、社会現象にもなったアニメ「魔法少女まどか☆マギカ」ではキャラクター原案を担当した実績を持つ。小動物のような愛らしさと温かみを感じさせる作風に加え、通称“へちょ顔”と呼ばれる独特なデフォルメ絵でも高い人気を博している。
その蒼樹が2016年より、年に3回刊行されるコミックアンソロジー『楽園 Le Paradis』で連載しているのが『微熱空間』。両親の再婚によって姉弟になった中ノ瀬亜麻音と赤瀬川直耶の関係を通じて、思春期特有の揺れ動く心情や恋愛感情を繊細に描いた作品だ。
長らく父子家庭で育った女子高校生の亜麻音は、父の再婚相手に連れ子がいることを知らされ、“小さくてかわいい弟”との新生活に胸を躍らす。一方、直耶は“大人っぽいお姉さん”との出会いを想像していたが、蓋を開けてみれば二人は同い年。しかも誕生日3日違いの同級生で、共に思春期の真っ只中にいた。
ぎこちない距離感で始まった二人の関係は、次第に“家族”という枠組みを越えて互いを“異性”として意識するように変化していく。そして前巻にて、ついに“引き返せない”領域へと踏み込む様子が描かれていた。
その前巻から約2年ぶりのリリースとなる最新6巻では、より関係を深めた亜麻音と直耶の甘い日々が展開される。しかし“家族”という立場が二人の距離を素直に縮めさせないだけでなく、亜麻音の親友・九条郁乃との一件も影を落とし、物語はますます波乱の展開に――。

想いを重ねるほどに、二人の前に「家族」という関係が立ちはだかる。亜麻音と直耶は特別な時間を共有しながらも、どうしても一線を超えることができない。そうしたもどかしい様子以上に、本巻の読みどころとなるのが、郁乃の心理描写だ。

郁乃は亜麻音に対して親友以上の感情を抱き、さらに男嫌いという一面から、直耶のことを快く思っていない。ゆえに彼女は、さまざまな形で牽制を重ね、前巻では“大胆な行動”に出て、二人の進展を阻止しようとしていた。

しかし亜麻音にとって郁乃は大切な友人ではあっても、それ以上の存在ではない。その現実に向き合わざるを得なくなった郁乃の姿には、誰もが心を締め付けられるはず。果たして3人の関係はどこへ向かうのか、ぜひ最新6巻で確かめてほしい。