電柱に寄りかかり酔いつぶれている男性を発見。助けようと声をかけ近づこうとすると、家族たちから全力で止められたのはなぜ? 【漫画家インタビュー】

マンガ

公開日:2025/9/18

 イラストレーターや漫画家として活躍するしばたまさん。『しばたまが聞いた! 本当にあったすごい話』は、フォロワーから寄せられた体験談をもとにした漫画で、「感動した!」「怖すぎる……」「スカッとする」と多くの読者の心をつかんでいる。数あるエピソードの中から特に反響の大きかったお話について、その体験談の印象や漫画の執筆過程で意識した点、読者からの反響などをお聞きした。

 取り上げたのは、困っている人に手を差し伸べるタイプの家族たちなのに、道端に座り込んでいる人を助けようとした投稿者が全力で制止されたというお話。

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 家族で居酒屋に行った帰り道、電柱に寄りかかり酔い潰れている中年男性が。いつもなら助けようとする家族たちなのに気にもかけない様子を見せる。不思議に思いながらも投稿者が男性に近づこうとすると……。

想像を膨らませてもらい、よりゾッとする演出を工夫

――酔い潰れている男性に声をかけようとした投稿者が家族たちに止められる様子から、男性が凶器を持っているのかな……と思ったら驚きの展開でした。漫画にする際、どのような点を意識されましたか?

投稿者さんからのDMでは、文頭に昔から霊感があることが書かれていたのですが、漫画では最後に描きました。

いろんなゾッとするパターンを想像してもらえたらうれしいなと思ったからです。

――男性がアップになっているコマの表情は非常にインパクトがありました。この何とも言えない表情は、どんなことを意識して描かれましたか?

人怖での不審者はどんな表情で何を言っているのかが想像つくのですが、このお話の場合、怒っている幽霊ではないようでしたので、何を考えているかわからないような不気味さを意識しました。

――このエピソードを読んだ読者の方からの感想や反応はいかがでしたか?

「私も子どもの頃から霊感があります」など、霊感を持っている方があまりに多いことに驚きました!

――泥酔した(?)幽霊が登場するお話ですが、しばたまさんはお酒が絡むゾッとした体験はありますか?

私はお酒が好きで飲みに行くことがあるのですが、たくさん飲んでしまった翌日、「わ〜昨日メイク落とさずに寝ちゃったよ……」と思って急いで洗面所に行くと、すっぴんの自分が鏡に映っていることがよくあります。化粧水や乳液までつけた痕跡があり……。そんな自分にいつもゾッとします。

幸い、ケガをしたり人様に迷惑をかけたりしたことはないのですが、気をつけます!

しばたま
デザイナー&イラストレーター。大人気アイスのパッケージデザインなどを手がける。Instagramでフォロワーさんから体験談を募集し「ゾッとした話」「ほっこりした話」などのマンガを描き、話題に。著書は『1万人がいいね!した 心ゆさぶる本当の話』『身の毛がよだつゾッとした話』。

Instagram:@shibatamaa
X:@shibatamaaaa

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