映画館のトラブルで上映が中止に。怒った大人たちがスタッフに文句をぶつけるなか、4歳の息子がその場を制する“神対応”を見せる!【漫画家インタビュー】
公開日:2025/10/2

イラストレーターや漫画家として活躍するしばたまさん。『しばたまが聞いた! 本当にあったすごい話』は、フォロワーから寄せられた体験談をもとにした漫画で、「感動した!」「怖すぎる……」「スカッとする」と多くの読者の心をつかんでいる。数あるエピソードの中から特に反響の大きかったお話について、その体験談の印象や漫画の執筆過程で意識した点、読者からの反響などをお聞きした。
取り上げるのは、息子たちの映画デビューで映画館を訪れるも、機械のアクシデントで上映できない状況に。そんな時に見えた息子の成長に感動したというエピソード。
ふたりの息子を映画館に連れて行った母親。息子たちは初めての映画で楽しみにしていたのに、映画館のシステムエラーで上映は中止になる。鑑賞を待っていた大人たちがスタッフに激怒するなかで、息子がそのスタッフにかけた言葉は……。
アクシデントから見えてくる人間の本質。大人は心当たりがあるかも
――上映中止になったため大人が一斉に文句を口にする描写は、現代の世知辛い世の中を見ているようでドキッとしました。
SNSでもこういうクレーム動画やクレーム文をよく見かけるので、タイムリーな体験談だと思って選びました。
――投稿者の子どもが映画館スタッフにかけた言葉は心に染みますし、その後の母親への一言も素敵でしたが、この投稿を読んだ時の印象を教えてください。
「こんなしょうがないことに怒ってどうするんだ?」という感情から「この子、優しい! えらい! 素敵!」という感情になり、「この子を育てた投稿者さんも素晴らしい!」という感情の移り変わりを感じられました。
――マンガを読んだ読者からは、どのような感想や反応がありましたか?
「大人なのに恥ずかしい」
「この子がいてくれてスタッフさんはどれだけ助かっただろう」
「子どもに気づかされることってあるよね」
などの反応がありました!
――もしも、しばたまさんが同じアクシデントに遭遇した場合はどう行動されますか?
待つか、その他にできることをやるか、帰るかだと思います。スタッフさんや業者さんに言って解決しないことは口にしないです!

しばたま
デザイナー&イラストレーター。大人気アイスのパッケージデザインなどを手がける。Instagramでフォロワーさんから体験談を募集し「ゾッとした話」「ほっこりした話」などのマンガを描き、話題に。著書は『1万人がいいね!した 心ゆさぶる本当の話』『身の毛がよだつゾッとした話』。
Instagram:@shibatamaa
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