『山田の学級日誌』ド真面目天然ガール、ついに“恋”を自覚……最新3巻は凸凹コンビの恋模様が大きく動く!?

　ド真面目天然ガールと女好きチャラボーイが紡ぐ、凸凹青春ラブコメディ『山田の学級日誌』（青海瑠依/白泉社）。そのコミックス最新3巻が、2025年9月19日（金）にリリースされた。

　物語の舞台となるのは、元男子校の私立岬山高等学校。共学化したばかりでまだ女子の数が少なく、主人公の山田仁菜は、クラスにたった一人しかいない女子生徒だ。性格は“超”が付くほど真面目で、クラスの男子からは「つまんない」「クソ真面目」とブーイングの嵐。それでも毎日騒がしいクラスメイトたちに辟易しながら、名門大学の推薦枠を勝ち取るために粛々と勉強に打ち込んでいた。

　そんな彼女のクラスには、不登校のクラスメイトがいる。名前は、村田美羽。もともと弓道部員だったものの、体育で腕を骨折して以降、部活を辞め、学校にも来なくなってしまったという。

　今まで村田とほとんど接点のなかった山田だが、ある日クラスの担任から「村田を登校させれば内申点をあげる」と言われ、渋々彼がいるというゲームセンターへ。そこで女の子をはべらかす“超チャラ男”こそが村田だった――。

　一見、遊んでばかりのいい加減な奴に見えるものの、実は骨折する前は弓道一直線だった村田。その一面を密かに知っていた山田は、彼について「普段だらしなく見せてるけど、向き合えばちゃんと応えてくれる人だと思った」と語り、「村田をちゃんと知りたい」と真正面から向き合おうとする。思わず彼女のことが気になってしまう村田だが、残念ながら山田は生真面目なうえに超鈍感。村田の気持ちには全く気づかない。チャラ男が真面目ガールに翻弄される、美味しい構図の完成だ。

　そんなふたりが繰り広げる青春ラブコメは、まさに“尊さ”全開。実際、その魅力にハマっている読者は多いようで、ネット上には「尊すぎて直視できないっっ!!!」「久しぶりのドストライクキュン」「村田が山田にどんどん毒されていくのが大変萌える」といった感想が広がっていた。

　また本来は6月発売の『花とゆめ』14号で最終回を迎える予定だったところ、好評を受けて連載が続行されるなど、その人気の根強さもうかがえる。

　そして今回発売される最新3巻では、ついに山田が村田に抱いている感情を「恋」であると自覚。初めての恋に戸惑いを隠せない様子の山田だが、対する村田にも心境の変化が訪れる。また作中では、ファミレス打ち上げ、一緒にランチ、山田家でたこ焼きパーティーなどなど……ドキドキのシチュエーションが盛りだくさんだ。

　果たして凸凹コンビの恋は、どこへと向かうのか。今後の展開からますます目が離せない。