「かつ丼でも食いな」取調べ中に刑事が出す例のアレ。と思っていると刑事も一緒にかつ丼食べだして困惑【漫画家インタビュー】

マンガ

公開日:2025/10/1

事故物件
事故物件

新居を探す青年と、予算に照らし合わせて家を紹介する不動産会社の女性のやりとりが描かれています。「この予算ですと案内できる部屋が、一件だけあるにはあるんですが…」そう言って案内されたのはある205号室。聞くと、5年前にこのあたりで連続殺人事件があったようで、青年は「なるほど、ここは事故物件なのか」と考えます。しかしドアを開いてその予想は一変。中にはなんと…という4コマ漫画でした。

雪のヤドカリさんが体験したことのある家の霊障を教えてください。(こういう時にふざけると幽霊が怒るので、くれぐれも真面目に教えてくださいね…)

雪のヤドカリ:大学進学のために上京して初めて住んだ家の、壁の床から1mくらいのところに人の顔のようなシミがついてたんです。白い壁だったんで結構気になっちゃって、本棚を置いて目隠ししてました。それで、最初の方は授業も真面目に出てたんですけど、私初めての都会に浮かれて遊びまわっちゃって...。恥ずかしい話なんですけど、出席を取る授業に顔を出すくらいしかしてなかったんです。

 7月になって、そろそろテスト勉強しなきゃマズいよなってことで、本棚の1段目に入れっぱなしだった統計学の教科書を開きました。真新しい教科書をグッと押して折り目をつけたとき、ぐにっとした触感と、「ギャッ」っていう、小さい叫び声みたいな音が聞こえて。大きめの虫でも潰しちゃったのかな?と思って、教科書をめくったんですけど、何もいませんでした。

 次に教科書のカバーを外してみると、やっぱり何もなかったんですけど、カバー裏には、壁にあったのとおんなじ人の顔のシミが浮かんでて。私、すぐに本棚を傾けて壁のシミがどうなったか見てみました。

 壁のシミは消えていました。

 ただのシミだと思ってたんですけど、統計学の教科書に移ったんだなって思うと、もう持ってるのが気持ち悪くて。急いで大学の近くの古本屋に行って、顔の形のシミのことは何にも言わずに、買い取ってもらいました。だましているようで申し訳なかったですけれど...。

 家に帰ってもう一度、本棚の裏の壁を確認してみても、人の顔のシミは消えたままでした。

 ああよかった、さっきのは悪い夢だったんだと切り替えて、テスト勉強を再開することにしました。一番テスト日程が早かった、ミクロ経済学入門の教科書を開いて、1ページ目をめくると、左下の隅っこに落書き文字がありました。

 初授業の前に、新品を買ったはずなのに。

 すごく小さくて、汚い文字で、

うれしいうれしいうれしいうれしい

 って書いてありました。

 本は全部売りました。

 え?なんで売っちゃったのか、ですか?

 いや、捨てたら可哀そうじゃないですか(笑)

 移れないし

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