独特な存在感で注目を浴びる若手女性コンビが初の単独ライブ【足腰げんき教室 インタビュー】

ダ・ヴィンチ 今月号のコンテンツから

公開日:2025/10/14

※本記事は、雑誌『ダ・ヴィンチ』2025年11月号からの転載です。

 昨年の『女芸人No.1決定戦 THE W 2024』で爪痕を残した若手女性コンビ・足腰げんき教室が、初の単独ライブを開催。本番を控えたいまの心境を尋ねてみた。

――単独ライブ内容はどんな内容に?

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うちだ:全部新ネタで。いままでは漫才しかやってこなかったんですけど、単独ライブではコントもやります。“いろいろできるんだ”ってところを見せたいです。
くろさわ:幕間映像も楽しんでもらえると思うし、グッズにも気合いが入ってます。
うちだ:見終わってからも思い出し笑いしちゃうようなライブにできれば。結成2年目あたりから単独をやりたがっていたくろちゃんの夢もこれでかないます。
くろさわ:単独って差し入れを大量にもらえるイメージで、あこがれてました(笑)。

――ネタづくりで大切にしていることは。

うちだ:まずはボケを考えて、筋書きはあとから。そんなに都合よくボケがはまらないので展開は突拍子もないものに(笑)。
くろさわ:はーたみんのボケは、ザ・オリジナリティーっていう感じ。私はボケを壊さないツッコミを心がけています。
うちだ:以前は、どちらかというとバラエティ番組やライブのトークコーナーの“平場”で爪痕を残そうとしていたんですけど、去年の『THE W』で決勝に行ってから“ネタをやれるコンビ”って思われた方が芸人として得だと思うようになりました。
くろさわ:事務所の先輩でもあるAマッソさんみたいに、漫才もコントも平場も強いのって、やっぱあこがれますよね。ちゃんと芸人として力をつけて、いつかあこがれるのをやめるのが目標かも。
うちだ:私は、常にふざけて、カッコよさゼロで“面白に全振りな女”が目標ですね。

――足腰げんき教室の笑いは、どんな人におすすめだと思いますか。

うちだ:同世代の女の子とかに見てもらいたいですね。“クラスにいた面白いやつ”にたまに会いたくなる……みたいな感覚でライブに来てもらえたらうれしいです。
くろさわ:NGなしなので、コンプラを気にしない芸人を見たい人にもおすすめです。
うちだ:怖いもの見たさで来てほしい(笑)。

あしこしげんききょうしつ●コロナ禍に養成所で行われた“オンライン相方探し”で出会った、ツッコミのくろさわ、ボケのうちだすぺしゃるはーたみんによって2021年に結成。23年にお笑い番組『深夜のハチミツ』に起用され話題に。24年春には、うちだ単独で『世界の果てまでイッテQ』に出演、同年末には『女芸人No.1決定戦 THE W』で決勝に進出し、脚光を浴びた。

取材・文:澤井 一 写真:川口宗道

足腰げんき教室 第1回単独ライブ「I LOVE YOUしてる」
チケット発売中 10月19日(日)
会場:渋谷ユーロライブ
〈一部〉13:30開場/14:00開演
〈二部〉17:30開場/18:00開演
企画制作:ワタナベエンターテインメント
奇想天外なネタ、NGなしの体を張った芸風でお笑いシーンを突き進む、若手の注目株・足腰げんき教室による初の単独ライブ。得意の漫才に加え、コントにも初挑戦。すべて新ネタで何が起こるか予測不能。満を持しての開催だけに、思いがけない“何か”が起こるかも⁉ この日披露したネタが、賞レースへとつながっていく展開もありそう。見逃せないライブに!

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