自然に任せていてもパートナーは見つからない! 結婚したい20代男性がマッチングアプリに行き着いた理由とは【著者インタビュー】

マンガ

公開日:2025/10/22

 今や数多くある婚活漫画。その多くが実体験に基づき、どのようにパートナーに出会い結婚に至ったかを描いているが、女性側の視点で描かれている作品が多い。その中で男性側が書き手となっているのが『恋愛経験ほぼゼロ!の僕がマッチングアプリで幸せを掴むまで』(角野ブタ煮/KADOKAWA)だ。筆者であり主人公ある角野ブタ煮さんは恋愛経験ほぼない上に、出会いがない状況に焦りを感じ、マッチングアプリによる婚活をスタート。しかし、なかなかスムーズに進まず、いわゆる“婚活疲れ”に陥っていた矢先、一人の不思議な女性と出会って……。

 本作の魅力は角野さんのセルフツッコミのおもしろさと、他者への優しい視点だ。自分自身については絵柄もコミカル、鋭くツッコむ一方、出会った女性への視点は常にポジティブ。交際中の初々しい心情描写もときめきながら読むことができる。そんな本作はどのようにして生まれたのか、角野さんにお話を聞いた。

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――まずはマッチングアプリを始めた理由から教えてください。初めから結婚を目的とされていたのでしょうか?

角野ブタ煮さん(以下、角野):はい、僕は最初から結婚したくてマッチングアプリを始めました! 漫画の中ではあまり触れていないのですが、元から街コンや相席居酒屋などに参加しておりまして……。そこでは成果を得られずアプリを始めました。「複数人で一度に出会う婚活」よりも「最初から1対1で会える」マッチングアプリの方が引っ込み思案の自分の性格には合っていたと思います。

――今の時代、26歳で結婚を意識するのは早い方なのかな? という気もするのですが、「結婚したい」と思うようになった理由はありますか?

角野:一番は周りの結婚ラッシュや同棲報告を聞いたことですかね。僕自身パートナーが欲しい、いつか結婚をしたいという願望はあったのですが職場に出会いがなく……。25歳を過ぎたあたりから「このままだと一生お付き合いできない!」と思い婚活を始めました。また仕事の関係で30歳までに身を固めたいというのもあり、20代後半から動き始めました。

――マッチングアプリと一言で言ってもいろんなアプリがあると思います。実際に使ったアプリに決めた理由・決め手はありますか?

角野:マッチングアプリは大きく分けて恋活(交際目的)と婚活(結婚目的)の2つに分かれると思うのですが、僕はどちらも真剣にできるアプリを選びました! というのも、恋活だけだと軽いノリや遊び目的が多く、婚活だけだと最初からお互いのステータス等を重視しすぎてしまう面があると思ったからです。真剣でありつつも堅すぎないイメージのマッチングアプリを選びました。

取材・文=原智香

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