休めない原因は「自己肯定感の低さ」にあるかも。「休んだほうがいい」と頭でわかっていても休むことに抵抗がある人は…【著者インタビュー】

マンガ

公開日:2025/11/9

「何もしないと罪悪感を覚えてしまう」「定時で帰るのが気まずい」「相手に気を遣いすぎてしまう」――当てはまる人は、きっと毎日へとへとなのでは? あなたに今必要なのは「絶対に休む」「自分に親切にする」という覚悟なのかもしれません。

ニャンだかラクになる休み方』(Jam:著、名越康文:監修/スターツ出版)は、休み下手の人たちに、気持ちの切り替え方やアイディアを教えてくれる1冊。ハッと我に返る言葉ばかりで、読み終える頃には「休めない」が「休もう」に変わっているはずです。

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著者は『多分そいつ、今ごろパフェとか食ってるよ。』(サンクチュアリ出版)がX(旧Twitter)で累計50万以上リポストされたJamさん。自身も休めないタイプだったというJamさんに、本書にこめた想いを聞きました。

――休めるときは休んだほうがいい、と頭ではわかっていても休めない。自己肯定感の低さが原因になっていることがあって、そういう人は休むことに抵抗がある…という話にハッとさせられました。ご自身も休めないタイプだったそうですね。

Jamさん(以下、Jam):私の場合は仕事が好きなこともあって、「休めるときに休もう」と考えていると、永遠に休むことがなくて。それで体を壊し、痛い目にあってきたので、「休むぞ」と覚悟を決めないと休めないなと思ったんです。

――めまいが止まらないメニエール病を発症されたそうですね。休むことを怠ったことで病気になり、動けなくなってしまうとはおそろしいです…。

Jam:仕事が溜まるのと同じで、疲れも溜まりますから。私の場合は、仕事や用事があるときと同じように「休みの予定」をスケジュールに組み込むんです。その日は、何もしないときもあるし、何もしないけどジムだけは行く日もあります。体というより気持ちが疲れているときは、運動をするとスッキリするので。気分に合わせて決めています。

――新しい気づきがたくさんありそうな1冊ですが、本書でこだわったことを教えてください。

Jam:友だちの相談に乗るような気持ちで書いています。「教えてあげる」っていうスタンスでマウントを取ってしまうと、読んだ人はカチンとくると思うので。友だちが相手なら、優しくしたいとか、傷つけないようにしようとか、そういう気遣いができると思うので。

取材・文=吉田あき

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