「誘われたら断れない」「無理して予定を入れてしまう」上手に断り、自分のために休む日を作る方法とは?【著者インタビュー】

マンガ

公開日:2025/11/16

「何もしないと罪悪感を覚えてしまう」「定時で帰るのが気まずい」「相手に気を遣いすぎてしまう」――当てはまる人は、きっと毎日へとへとなのでは? あなたに今必要なのは「絶対に休む」「自分に親切にする」という覚悟なのかもしれません。

ニャンだかラクになる休み方』(Jam:著、名越康文:監修/スターツ出版)は、休み下手の人たちに、気持ちの切り替え方やアイディアを教えてくれる1冊。ハッと我に返る言葉ばかりで、読み終える頃には「休めない」が「休もう」に変わっているはずです。

advertisement

著者は『多分そいつ、今ごろパフェとか食ってるよ。』(サンクチュアリ出版)がX(旧Twitter)で累計50万以上リポストされたJamさん。自身も休めないタイプだったというJamさんに、本書にこめた想いを聞きました。

――休めない人って基本的に、「誘いを断るのが苦手」なタイプが多いようですね。そんな人に対して、ねこは「休む予定」を入れることをすすめています。

Jamさん(以下、Jam):自分との約束も予定のうち。自分との約束を守って、自分のやりたいことをやるって、立派な予定です。誰かと楽しむ休日があるのなら、自分のために休む日を作ってもいいのではないでしょうか。

――断って嫌われるのが怖い…という人も少なくないようで。Jamさんは、誘いを断った相手との関係が気まずくなるようなことはなかったですか?

Jam:もし親しい友達を誘ったときに、「今日は休みたい」と言われたら、好き嫌いの前に、まず相手の体調の心配をすると思うんですよね。そんな風に考えることができる友人なら、断ったことが原因で関係が崩れることはないと思います。それで気まずくなるような人は、もともと気まずい関係なんじゃないでしょうか。だから、その日は自分のために時間を使うつもりで、「今日は予定がある」と素直に伝えてもいいと思いますよ。

――全国の「断り下手」さんに伝えたいですね。本書のあとがきには「逢うべくして出逢った一冊となれますように」とありますが、この言葉にこめた想いとは?

Jam:『多分そいつ、今ごろパフェとか食ってるよ。』を書いたときから、必ず巻末にこの言葉を書いているんです。人に出会って人生が変わったとか、気持ちがラクになったということがあるように、この本に出逢った誰かの気持ちがラクになるといいな、という希望をこめています。

取材・文=吉田あき

あわせて読みたい