メッセージの未読に心がざわついたらどうする…? 人から嫌われていないか心配になる自己肯定感が低い人にアドバイス【著者インタビュー】
公開日:2025/11/17

「何もしないと罪悪感を覚えてしまう」「定時で帰るのが気まずい」「相手に気を遣いすぎてしまう」――当てはまる人は、きっと毎日へとへとなのでは? あなたに今必要なのは「絶対に休む」「自分に親切にする」という覚悟なのかもしれません。
『ニャンだかラクになる休み方』(Jam:著、名越康文:監修/スターツ出版)は、休み下手の人たちに、気持ちの切り替え方やアイディアを教えてくれる1冊。ハッと我に返る言葉ばかりで、読み終える頃には「休めない」が「休もう」に変わっているはずです。
著者は『多分そいつ、今ごろパフェとか食ってるよ。』(サンクチュアリ出版)がX(旧Twitter)で累計50万以上リポストされたJamさん。自身も休めないタイプだったというJamさんに、本書にこめた想いを聞きました。
――休み下手さんは自己肯定感の低い人が多いそうですね。人から嫌われることも気にしがちで、4コマ漫画に登場するねこは、未読のメッセージやメールに心がざわついているようです。
Jamさん(以下、Jam):私はもともと未読でも心がざわつかないタイプなんですが、予期せぬトラブルで相手がざわついちゃったことが何度かあって。例えば、メールの返事がないと落ち込まれたことがあるのですが、実はその時、サーバー障害があって、お互いにメッセージが届いていなかったんです。相手はニュースを見てなかったようで、そのことを知らなくて。それを正直に伝えました。
――相手はざわつかなくなりましたか?
Jam:ざわつかなくなった人もいれば、相変わらずな人もいます。やっぱり心配性って性格の問題で、そんなに簡単に変わるものではないと思うので。
――たしかに心配性な人はざわつきやすいかもしれませんね。
Jam:先ほどの例だと、夜にメールがあって翌日の夕方には返したので、1日弱。いつもはできるだけ早く返信するようにしているので、その差があって心配になったのかもしれません。人によって返信のスタイルは違うから、付き合いが浅い相手なら、どのくらいのタイミングで返事をしてくる人なのか、ペースを掴んでおくといいかもしれません。相手も様子を見ていると思うので…。あとは、メールなんかはサーバー障害とかトラブルの場合もあるので、相手を疑う前に、そういった可能性も考えた方がいいと思います。
――漫画ではねこが、「考えても解決できない問題は何かのせいにしちゃってもいい」とアドバイスしています。
Jam:責任転嫁という意味ではなく、自分で悩んでも努力で解決できないことってあるじゃないですか。だったら、何かのせいにしちゃって悩まないという選択肢もあっていいと思います。
取材・文=吉田あき
