最終巻目前で最高潮の盛り上がり！ 『顔だけじゃ好きになりません』“推し”とのラブラブ生活に新たな試練が…。二人の絆が試される最新16巻

　累計発行部数270万部を突破した、「花とゆめ」の人気作『顔だけじゃ好きになりません』（安斎かりん/白泉社）。そのコミックス最新16巻が、11月20日に発売される。

　同作は“推し”とそのSNSを運営する“中の人”になったヒロインが織り成すラブコメ作品。3月には実写映画が公開され、興収ランキングのトップ10入りを果たすなど話題を呼んだ。

　なお原作は、今年9月に発売された「花とゆめ」20号をもって完結。最終巻となるコミックス17巻は来年春頃の発売が予定されており、11月発売の同誌24号からは3号連続で番外編が掲載される。

　物語の主人公は、整った顔に目がないド面食い女子高生・知見才南（ちけん さな）。ネットの海でイケメン画像を眺めては、幸福感に満たされる日々を送っていた。そんな彼女が今いちばん推しているのが、青髪の美男子・宇郷奏人（うごう かなと）。たまたま撮られた写真のどれもがバズるほどの美貌の持ち主で、実は才南と同じ高校に通っている先輩でもあった。

　ある日念願の“生奏人”を目の当たりにするが、なんと彼は授業をサボりすぎて退学寸前。しかし学校公式アカウントのフォロワーを10万人にできれば退学は撤回されるという。そこで機械音痴の奏人に代わり、才南がSNS運営を引き受けることになるのだが――。

　当初は、“顔が良い”という理由だけで奏人を推していた才南。しかし奏人自身は、その顔のせいで周囲から過剰な期待をかけられ、勝手に幻滅される日々を送ってきた。人生で最も言われた言葉は「お前は顔だけだ」。ビジュアルばかりが注目される日々に嫌気が差し、学校をさぼるようになったのも当然だった。

　それゆえ自己肯定感は低いが、そんな人間味あふれる一面もまた彼の魅力である。やがて才南も奏人の顔だけでなく内面に惹かれるようになり、コミックス4巻ではついに二人の関係が恋人へと発展。甘々な学園ライフと、奏人のこじらせかわいい素顔が大きな見どころとなっている。

　今回発売される最新16巻では、ラブラブな二人に新たな試練が訪れる模様。奏人と“因縁のある人物”が登場し、才南に「奏人を返してください」と迫る場面も……。さらに奏人の過去に切り込む展開も描かれるなど、ファン必読の一冊だ。

　物語のクライマックスに向けて、最高潮の盛り上がりを見せる今巻をぜひお見逃しなく！