約9カ月ぶりの新刊でついに…?『年年百暗殺恋歌』鷹十里と雷火が急接近する、ドキドキの最新6巻

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PR 公開日:2025/11/20

年年百暗殺恋歌 6巻
年年百暗殺恋歌 6巻(草川為/白泉社)

 美しき暗殺者と、主である姫。その想いは決して許されない――。暗殺を生業にする男女の“身分差ロマンス”を描いた『年年百暗殺恋歌』(草川為/白泉社)。コミックス最新6巻が、11月20日(木)にリリースされる。

 同作は、Webコミック誌「花ゆめAi」で連載中の主従片恋時代劇。「ガートルードのレシピ」や「十二秘色のパレット」などで知られる漫画家・草川為が、暗殺家業の非情さと主従の絆を繊細に描き出していく。

 物語は、暗殺を生業とする灰星家の姫・鷹十里(たかとり)と、彼女の手足として仕える美しき暗殺者・雷火を中心に展開される。雷火は幼い頃に命を救ってくれた鷹十里と主従の契りを交わして以来、彼女にすべてを捧げて生きてきた。

 生まれ直す機会を与えてくれた鷹十里への忠誠の裏に、淡い恋情も秘めている雷火。一方の鷹十里もまた雷火に特別な想いを抱いているのだが、ふたりは任務と使命に縛られた身として、その感情を胸の奥に封じていた。そんなある日、領主の長男を標的とする暗殺任務が下されたことをきっかけに、物語は大きく動き出す。

 いわば両片想いの関係にある鷹十里と雷火。しかし、鷹十里は灰星家の姫、雷火はその従者という立場ゆえに、互いへの想いを簡単に打ち明けることができない。そうして本心を隠しながら任務を果たしてきたふたりだが、やがて灰星家の兄弟たちに裏切られ、追われる身となってしまう。帰る家を失った鷹十里と雷火は、お互いを生かすため、灰星家との戦いに身を投じていくのだ。

 今回発売される最新6巻では、そんなふたりの関係が大きく動き出す展開となる。灰星家の次男・二之矢を追っていた最中、囚われの身となってしまった雷火。後を追った鷹十里によってなんとか救い出されるものの、命を懸けてまで自分を助けた理由を知ろうと、雷火は彼女の真意を問い詰める――。

 ふたりにとって使命の喪失とは、すなわち呪縛からの解放ともいえる。これまで鷹十里と雷火を隔ててきた壁が取り払われた今、鷹十里はどのような答えを導き出すのだろうか。前巻からおよそ9カ月ぶりのリリースとなるだけに、待ちわびた読者の期待に応える濃密な一冊となりそうだ。

 果たして鷹十里と雷火は、“主従”という関係を超えることができるのか。ぜひコミックス最新6巻を手に取り、その目で確かめてみてほしい。

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