『人外教室の人間嫌い教師』『悪役令嬢は隣国の王太子に溺愛される』『異世界の沙汰は社畜次第』一気読みしたい、おすすめ冬アニメの原作コミック!

マンガ

公開日:2025/11/25

 いよいよ12月を目前にして、世の中がじわじわと年末の気配を帯びてきた。昨今の物価高もあり、家で休みの期間を過ごす人も多いのではないだろうか。そこで、2026年冬のKADOAKWAアニメ化作品の原作の中から、年末におすすめの巻数がっつりなおすすめの3タイトルを紹介する。

人間嫌いの主人公が、「人外」が“ニンゲン”になるための学校に赴任⁉『人外教室の人間嫌い教師』

『 人外教室の人間嫌い教師 ヒトマ先生、私たちに人間を教えてくれますか……?』
『 人外教室の人間嫌い教師 ヒトマ先生、私たちに人間を教えてくれますか……?』(来栖夏芽:原作/MF文庫J、泉彩:キャラクター原案、紅野あつ:コミカライズ/角川コミックス・エース)

 まず紹介するのは『人外教室の人間嫌い教師 ヒトマ先生、私たちに人間を教えてくれますか……?』(来栖夏芽:原作(MF文庫J)、泉彩:キャラクター原案、紅野あつ:コミカライズ/角川コミックス・エース)。

「人は自分勝手」「善意は悪意に利用され 正直者が馬鹿を見る」…。学校教師をしていた人間零(ひとまれい)は、“ある事件”をきっかけに教師をやめ、実家にひきこもっていた。母にどやされてしぶしぶ再就職した先は、なんと「人ならざる“人外”がニンゲンになるための学校」だった。驚きながらもクラス担任となった零は、最初の挨拶で人に嫌気がさしていたせいで、「なんでニンゲンになりたいんだ?」と生徒たちに聞いてしまう。そこで生徒から返ってきた言葉は…。

advertisement

 何やら過去にトラウマがありそうな零が、「ニンゲンになるってそんなにいいことじゃないのに」という気持ちを持ちつつも、鳥(百舌鳥)・うさぎ・人魚・オオカミという多彩な種族で個性も豊かな少女たちの先生として、彼女たちが憧れる「ニンゲン」について知ることで、彼女たちを通じて「人間」を学んでいく。生徒たちは種族が違うため価値観の違いや、個々の事情や特性があり、ニンゲンになるという目標のため問題に向き合っていく。生徒たちの快活な明るさや悩みながらもがんばる姿は、零だけでなく読んでいるこちらも元気づけられる。コミックスは4巻で完結、文庫は現在4巻まで発売中だ。

「悪役令嬢」が断罪前日に前世の記憶を取り戻し…。断罪を受け入れようとしたら驚きの求婚が!『悪役令嬢は隣国の王太子に溺愛される』

『 悪役令嬢は隣国の王太子に溺愛される』
『 悪役令嬢は隣国の王太子に溺愛される』(ほしな:著、ぷにちゃん:原作、成瀬あけの:キャラクター原案)

 次に紹介するのは『悪役令嬢は隣国の王太子に溺愛される』(ほしな:著、ぷにちゃん:原作、成瀬あけの:キャラクター原案)。

 王太子の婚約者であるティアラローズは、ある日倒れた際に唐突に思い出してしまう。この世界が自分が前世で大好きだった乙女ゲームの世界だと…。しかも、自分は残念ながらヒロインではなく、ライバル役の「悪役令嬢」⁉ 記憶を思い出したはいいけれど、もう明日は婚約破棄が行われる卒業パーティー…ということは、断罪は不可避。「最悪…」と思いつつも、自分は何ら恥ずかしいことはしていない。前世の経験を生かして、追放先で平民として生きるのも悪くない、むしろ幸せかも…と気丈に翌日に臨む。寂しい気持ちがありつつも、断罪はシナリオ通りに進み…と思ったら、超高スペックな隣国の王太子に求婚されて…。

 特筆したいのは、ティアラローズの好ましい人柄。「悪役令嬢」と聞くと圧強めキャラ濃いめのキャラクターを想像する(もちろんその場合も好きです)が、この主人公は、堅実で勤勉で控えめで、それでいて芯が強い! 婚約破棄を告げる王太子が、自分がゲームで大好きだったキャラクターで、転生後幼少期から過ごした幼馴染でもある。そんな彼にシナリオ通りに疎まれ断罪されることに一抹の寂しさを覚えるけれども、理不尽やヒロインの言いがかりにも背筋を伸ばして向かい合う。隣国の王太子アクアスティードに求婚された後は、そんな彼女が顔を赤らめながら初めての恋に戸惑い、不安になりながらも距離をじわじわ縮めていく姿は胸にぐっとくること必至だ。現在コミックス16巻まで発売中。

仕事中毒の“社畜”男性が異世界転生に巻き込まれたら…美貌の天才騎士団長と恋愛フラグが⁉『異世界の沙汰は社畜次第』

『 異世界の沙汰は社畜次第』
『 異世界の沙汰は社畜次第』(采和輝:著、八月八:原、大橋キッカ:キャラクター原案)

 最後に紹介するのは『異世界の沙汰は社畜次第』(采和輝:著、八月八:原、大橋キッカ:キャラクター原案)。

 やってもやっても増え続ける業務。課長補佐なんて名ばかりで、上からも下からも仕事を押し付けられる中間管理職である29歳の近藤誠一郎は、いわゆる“社畜”と呼ばれる存在だった――。しかしある日、女性の悲鳴を聞いて救助に駆け付けたら、光る穴に吸い込まれてしまう。なんとそれは異世界からの「聖女召喚」で、自分は召喚を望まれていないばかりか“巻き込まれ異世界人”として持て余されてしまったのだ。望みを聞かれた誠一郎は、「仕事をください」と希望し、王宮経理課で働きだすことに。自分の微妙な立場と遠巻きにされている感には気づいているものの、一緒に召喚された聖女はまだ高校生で世間知らず(実際聖女なんて、命の危機とかあるんじゃないの?)だし、配属された経理課は何やら課題が山積み(王宮の資金繰りが怪しげ)だしで、苦労性の誠一郎はついつい口と手(仕事)を出してしまう。そんなある意味お人好しで損な役回りを追う誠一郎を、じっと見つめる人物がおり…。

 主人公の近藤誠一郎さん、本当に苦労性。スルーしておけばいいところを、たぶんお人好しで真面目がすぎるため、ついつい巻き込まれて問題や事件の渦中の人になってしまう。しかし、社畜は伊達じゃない。社畜時代の経理の知識はもちろん、現代日本で培ったであろう倫理観や知識を最大限に活かし、数々の問題に風穴を開けていくさまは、痛快さすらある。煙たがられるほどの優秀さと公正さを見抜いた宰相には役職に抜擢されてどんどん面倒な案件を押し付けられるし、そんな誠一郎から目が離せない第三騎士団団長で侯爵家子息のアレシュ様には何かと構われてしまう。働きまくっていたらそんなアレシュ様との恋愛フラグがたち、「秘密の関係」になってしまうところは必見だ。現在コミックス7巻までが発売中。

2026年1月から放送予定のアニメ化3作品の原作を紹介してきたが、どの作品も1巻を読み始めたら最新刊まで思わず読んでしまう、おすすめ作品だ。夜が長い年末年始にかけて、一気読みしてみてはいかがだろうか。

【今なら上記作品が大変お得に買える!なんと60,000点以上が対象のKADOKAWA作品コイン60%還元キャンペーン開催中! 】

KADOAKWAグループ直営の電子書籍ストア「BOOK☆WALKER」は15周年を記念して11月27日までコインが60%還元されるキャンペーンを実施中。

なんと、2025年10月24日までに配信されたKADOKAWA作品60,000点以上が対象のため、2025秋メディア化作品、2026冬~春メディア化作品、注目の準新作も対象作品に…!アニメ化で話題の『光が死んだ夏』『終末ツーリング』『かくりよの宿飯』『ちゃんと吸えない吸血鬼ちゃん』『アルマちゃんは家族になりたい』『ねこむかしばなし』『死亡遊戯で飯を食う。』『勇者刑に処す 懲罰勇者9004隊刑務記録』などから、BOOK☆WALKERで人気の『見える子ちゃん』『ファミレス行こ。』『Re:ゼロから始める異世界生活』『ダンジョン飯』『オーバーロード』『文豪ストレイドッグス』『パンどろぼう』『陰の実力者になりたくて!』『この素晴らしい世界に祝福を』『八男って、それはないでしょう!』『理想のヒモ生活』『異世界薬局』『フルメタル・パニック!』『公女殿下の家庭教師』などの作品・シリーズも対象となる。(※)

 キャンペーン対象作品一覧をチェック!
キャンペーン対象作品一覧をチェック!

開催期間
2025年11月24日(祝)~11月27日(木)

さらに今なら、「出版社別最大60%コイン還元&スタンプラリー」を実施中。

開催期間は11月17日(月)~11月27日(木)。出版社6社のスタンプラリー開催中で、対象作品を各対象期間で税込1,100円以上購入で、出版社毎にスタンプを1つ付与&個数に応じて最大1,500コイン後付与!

▶▶KADOKAWA作品コイン60%還元キャンペーンはこちら◀◀

※2025年10月24日までに配信されたKADOKAWA作品のみ対象です。対象作品、還元に関する注意点などは、キャンペーンページをご確認ください。

あわせて読みたい