弓きいろ×有川ひろタッグ再び! 物語の舞台は“空”へ――。コミカライズ版「自衛隊三部作シリーズ」第2弾『空の中』1巻発売

マンガ

公開日:2025/12/23

空の中 ~自衛隊三部作シリーズ~ 1巻
空の中 ~自衛隊三部作シリーズ~ 1巻(弓きいろ:作画、有川ひろ:原作(角川文庫/KADOKAWA刊/白泉社)

有川ひろ原作の人気小説「自衛隊三部作」のコミカライズ企画! 12月5日(金)、シリーズ第2弾となる『空の中 ~自衛隊三部作シリーズ~』(白泉社)コミックス1巻が発売された。

『塩の街』の次なる物語、舞台は“空”へ――。

 「自衛隊三部作」は、『塩の街』『空の中』『海の底』からなる有川の代表的なシリーズ。ミリタリ的な要素に加えて、SFや恋愛、サバイバルといった多彩なジャンルが織り交ぜられたエンタメ作品となっており、幅広い層から支持を集めているのが特徴だ。

 今回発売されるコミカライズ版『空の中 ~自衛隊三部作シリーズ~』は、航空自衛隊と民間機が関わる事件を軸にした“空”の物語。 200x年、四国沖で立て続けに航空機爆発事件が発生。どちらも原因は不明でその究明が急がれていた。ある日、海辺を散歩していた高校生の瞬は、クラゲのような謎の生物に出会う。幼なじみにそそのかされ、その生物を家に持ち帰った瞬だったが、自宅につくと一人の自衛官から父が訓練飛行中の爆発事故で殉職したことを告げられる。

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 父の死という現実を受け入れられない瞬は、ある出来事をきっかけに謎の生物が持つ秘密にのめり込んでいく。一方、相次いだ航空機爆発事故の調査を任された技術者の高巳は、生還した自衛隊パイロットへの聴取を試みるが、どうやら一筋縄ではいかない相手のようで……。

 前作『塩の街 ~自衛隊三部作シリーズ~』と同様に、作画を担当するのは漫画家の弓きいろ。弓といえば、同じく有川が原作の「図書館戦争 LOVE&WAR」シリーズのミカライズ版でも作画を担当した実力派。今回も力強いタッチで“有川ワールド”を美しく描き出している。

 シリーズ第2弾となる『空の中 ~自衛隊三部作シリーズ~』だが、新たな物語が展開されていくため前作を読んでいなくとも問題ナシ。ただコミックス第1巻には『塩の街』コミカライズ版オリジナル特別編も収録されているので、未読の人は併せて読むと、より世界観を楽しめるはず。

 謎の生物の正体、そして航空機爆発事故の真実とは――。空で巻き起こる未曽有のドラマを、ぜひその目で確かめてみてほしい。

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