「3日間の休み」をもらうため、上司に身代わりの親友を預け妹の結婚式に行くサラリーマン。太宰治の名作を下敷きにした4コマ漫画がシュールすぎる?【著者インタビュー】

マンガ

公開日:2025/12/15

満月を見て思わず「月がキレイですね…」と言いかけて「月がキ」で寸止めした女性や、「3日間の休み」をもらうために上司に身代わりの男を預けるサラリーマン…。
今回は名文学を軸にした4コマ漫画を集めました。漫画家・イラストレーターとして活躍する雪のヤドカリ(@yukinohotel)さんが送る「癖になる文学的なオチ」を楽しんでみてください。

【30日間無料】Amazonの読み放題をチェック >

名訳
名訳

満月が浮かぶ夜、並んで歩く男女が描かれています。「うわー満月だ」満月を見た女性はそう言った後、思わず「ねえねえ! 月がキ…」と言ってしまいそうになり、寸前のところで止まります。「月がキレイですね」には、夏目漱石にまつわる逸話があるようです。夏目漱石が英語教師をしていた頃、生徒が「I love you」を「我君を愛す」と直訳したところ、漱石は、「日本人はそんなストレートな表現はしない。『月がキレイですね』とでも訳しておきなさい」と指導した…。そんな話があります。文献には残っておらず創作の可能性もあるそうですが素敵な話ですね。

雪のヤドカリさんが実際に言った中で、「この愛の伝え方はおしゃれすぎたなwガッハッハ」と思った名句を教えてください。

雪のヤドカリさん(以下、雪のヤドカリ):好きな人と食べるご飯って何でもおいしいじゃないですか。それこそ、そんなにおいしくないものでさえ。

大学の健康診断で、X線検査のタイミングがちょうど好きな人と被ったので、『あなたと一緒だと何でもおいしく感じる』ということを伝えたくて、
「バリウムが激ウマですね」
って言ったんですよ。

その人の分も飲まされましたね。

あわせて読みたい