90年代女子のバイブルが2度目の完結へ――『天使禁猟区-東京クロノス-』最新5巻、天使と悪魔の戦いがついに決着!

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公開日:2026/1/20

天使禁猟区-東京クロノス- 5巻
天使禁猟区-東京クロノス- 5巻(由貴香織里/白泉社)

 90年代の少女たちをことごとく虜にした大ヒット堕天使ファンタジー『天使禁猟区』。その続編にあたる『天使禁猟区-東京クロノス-』(由貴香織里/白泉社)のコミックス5巻が、1月20日に発売され、物語はついにクライマックスを迎えた。

『天使禁猟区』は実の兄妹による禁断の愛と、天使と悪魔による壮大な戦いを描いたダークファンタジー。読み進めるほど深みにハマる独特の世界観と、作者・由貴香織里の繊細な筆致が生み出す美麗なイラストが大きな特徴で、完結から20年以上が経過した現在でも根強い支持を集め続けている。

 その続編となる『天使禁猟区-東京クロノス-』の連載が始まったのは、2022年4月のこと。前作完結から約22年ぶりとなる新章で、新たな主人公・叶久遠(かない・くおん)を軸に、物語が再び動き出す。

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 久遠は、人には見えないものが見える中学2年生の少年。銀髪碧眼の先輩・風護カリスに想いを寄せていたが、ある日ひょんなことから天使と悪魔の戦いに巻き込まれ、大切な人々を護るため、秘められた力を覚醒させていく。

 久遠やカリスをはじめとする新キャラクターが数多く登場する同作は、単体でも楽しめる構成でありながら、前作を知るファンに向けた要素も随所に盛り込まれている。第1話から前作との繋がりを示唆する描写が見られるほか、物語が進むにつれてミカエルやラファエルといったおなじみのキャラクターも続々と登場。

 さらにコミックス3巻終盤では、前作の主人公・無道刹那が復活する展開も描かれ、ネット上には「せ、せ、刹那ー!!!」「また刹那に会えるとは思わなかった」「これは胸アツすぎる」「刹那が変わってなくてよかったあああ」「めちゃくちゃ嬉しい。ありがとう由貴先生…」といった喜びの声が集まっていた。

 一方、刹那の復活を機に物語は大きな転換点を迎え、最新刊となる5巻では悪魔たちとの最終決戦が幕を開ける。ベールゼビュートとアモンに蹂躙される学園に現れたのは、久遠を“息子”と呼ぶルシファー。そこへ刹那も駆けつけ、天使と悪魔の戦いはいよいよ決着の時を迎える。

 旧来のファンにとっては懐かしさを呼び起こしつつ、新たな主人公の物語としても成立していた『天使禁猟区-東京クロノス-』。前作の要素を丁寧に引き継ぎながら、新章としての広がりを見せてきた点も、本作ならではの魅力といえるだろう。果たして20年以上にわたって描かれてきた天使と悪魔の因縁に、どのような結末が用意されているのか。シリーズの行き着く先は、ぜひ自身の目で確かめてほしい。

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