「NGと書いてナイスガイ」「ストレスたまるとなんか楽しい」突き抜けた超ポジティブ夫の言動を妻が漫画化!【著者インタビュー】
公開日:2026/2/6

落ち込んでネガティブな気分になってしまう時は、この本を手に取りたい。つい“自分反省会”してしまいがちな妻・軍曹と、どんなネガティブもひと言でプラスに変える夫・髭。その日常を描いた「全てのネガティブをプラスに変える夫 髭」シリーズ(B.B軍曹/主婦と生活社)は、読むだけで自己肯定感が爆上がりする自己啓発系コミックエッセイだ。Instagramから生まれたこの作品は、「NGと書いてナイスガイと読む編」「さては人生3周目だな編」「人生満点じゃなくてもはなまるだ編」と、これまで3冊刊行され、大きな人気を集めている。
「忙しいってモテてる証拠だからな」「メンタルが弱いんじゃない ストレスが強すぎるだけ」「自分磨きしすぎてうっかりダイヤモンドにでもなったらどうしてくれるんだ」「やるべきことが多過ぎるってのも、一生飽きることなく楽しめそう」
髭さんのどこまでもポジティブな考え方は、目から鱗の連続で、ストレスの多い現代社会をポジティブに渡り歩くヒントが満載。そんな本シリーズの作者であり、髭さんの妻であるB.B軍曹さんにお話を伺った。
――本シリーズは、B.B軍曹さんの描く夫・髭さんの超ポジティブな思考を知るうちに、気づけば前向きな気分にさせられる作品です。そもそも髭さんのことを漫画にしようと思った最初のきっかけは何だったのでしょうか?
B.B軍曹さん(以下、軍曹):実はInstagramを始めたのは、キャラ作りの練習のためだったんです。「漫画のキャラが弱い!」と悩んでいて、とにかく描いて試すためのアカウントでした。その時に夫である髭を描いたら、読者さんの反応が一変。「ん? 髭、キャラとして強すぎるな……?」と気づいてからは、もう加速度的に髭ばかり描きたくなりました。私のネガティブ気質と、髭の異次元ポジティブの組み合わせが物語として成立してしまった瞬間……なのかもしれません。
――日常の中で「これは描きたい」とスイッチが入るのは、どんな瞬間ですか?
軍曹:角度がおかしい髭のポジティブさが発動した時です(笑)。髭のポジティブさは常識の45度くらいズレて入ってくるので、毎回「どうしてそうなる!?」とツッコんでしまいます。その違和感が人を救ったり笑わせたりするので、描きたいスイッチが勝手に入り、即メモしています。
――確かに、仕事でのNGに落ち込む軍曹さんに「NGと書いてナイスガイと読むからな、軍曹ちゃんの場合はナイスガールと読む」と答えた髭さんのポジティブさに笑ってしまいました。漫画を描く時に、大切にしていることを教えてください。
軍曹:私が正しいわけではないという前提で描くこと。読者さんが自分の生活に当てはめた時「こういう見方もあるんだ」と思える余白を残すようにしています。そして、悩みはなるべくネタに昇華させたい派です。苦い経験ほど、作品にするとお釣りが返ってくるので(笑)。
――本シリーズでは、全てのネガティブをポジティブに変換してしまう髭さんの考え方にハッとさせられるとともに、髭さんに対する軍曹さんの言葉にも思わず吹き出してしまいます。「わかりみがマリアナ海溝」「毎日勤労感謝の日に設定したい」「義務教育で教えてくれ」……。エピソードの締めとなるこのような言葉はどのように考えられているのでしょうか?
軍曹:私は感情が溢れると語彙力がバグる傾向があって(笑)。日常でつぶやいている謎ワードをそのまま漫画にのせているのですが、むしろそっちの方が読者さんに刺さるような気がしています。「モヤモヤを残すより、笑いで終わりたい」——そんな願望がいつも末尾の言葉になっています。
取材・文=アサトーミナミ
