赤ちゃんの不慮の事故で多いのは…? 「赤ちゃんの安全対策が勉強になる」と話題の漫画の監修の現役小児科医が語る【監修者インタビュー】

マンガ

公開日:2026/1/29

 ブラック企業の過酷な業務で命を落とした23歳の和史は、成人男性の心を持ったまま赤ちゃん・エミに転生。やさしい両親のもとに生まれたものの、赤ちゃんの体は思い通りに動かせず、言葉も話せない。はじめて寝返りをうつだけでも、相当のがんばりが必要で…。もしかしたら、生まれたばかりの赤ちゃんはかなりブラックな環境にいるのでは――!?

 すこしずつ成長する赤ちゃんのかわいらしさが微笑ましい反面、試行錯誤する和史の心の声や、和史が生前出会った人物との意外な展開に笑える漫画『赤ちゃんに転生した話』(茶々京色/KADOKAWA)。医療従事者でもある作者の茶々京色さんによって、赤ちゃんの発達段階や子育て中の安全対策などがこまやかに描かれているのも本作の魅力。エミに癒やされながら、わかりやすくて勉強になると話題です。

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 本稿では、監修を務めた現役小児科医のDr.しばさんに、最新巻『赤ちゃんに転生した話4』の魅力や赤ちゃんを安全に見守るコツなどを聞きました。

――赤ちゃんを安全に見守るための知識をXでも発信されていますね。赤ちゃんの事故で多いのはどんなものですか?

Dr.しばさん(以下、Dr.しば):統計は出ていないので何とも言えないのですが、0歳児の死亡につながる「不慮の事故」の原因は窒息事故、溺水であることが多いです。ベッド内での窒息、胃内容物の誤嚥(ごえん)、食物の誤嚥が多いので、注意したいところです。

――では、発達にまつわる相談で最近増えているものはありますか?

Dr.しば:発達相談では、「周りと比べてしまって不安」という声がとても多いです。SNSや情報が増えた分、不安も増えやすい時代だと感じています。

――小児科って、いつも混雑しているイメージがあります。スムーズな診療のために保護者ができることはありますか? 正直、困ってしまうような保護者もいるのでしょうか。

Dr.しば:症状の経過を簡単にメモしてきていただけると、とても助かります。「困る保護者」というより、「不安が強い保護者」は多いので、遠慮せず気になることを伝えていただければと思います。

――小児科によって得意とされる症状や混み具合が違うので、その時によって違うクリニックを利用することがあります。本来は、まず、主治医を頼ったほうがいいのでしょうか?

Dr.しば:症状によって医療機関を選ぶこと自体は問題ありませんが、「まず相談できる先生」がいることは大きな安心につながります。日常を知っている医師との継続的な関係は、診療の質を高めてくれます。

取材・文=吉田あき

※診療行為が必要な場合は必ず医療機関を受診の上で主治医もしくは助産師の指導に従ってください。また発達について気になることがあったら医師に相談しましょう。

Dr.しば
小児科専門医。小児科医として10年以上の実績を持つ。小さなお子さんのいるご家庭向けのお役立ち情報をSNSで発信中。(https://x.com/Shiba_kids

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